艦載機、相次ぎ発着艦=空母内部や訓練公開-日米共同演習

「米軍の決意をアピールする狙い」とのこと。

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3日、日本列島南方の西太平洋上で、米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」から発進するFA18戦闘攻撃機

 米軍は3日、日本列島南方の西太平洋上で自衛隊との共同統合演習「キーン・ソード(鋭い剣)」を実施している第7艦隊の原子力空母「ロナルド・レーガン」に報道陣を招き、操艦用艦橋や格納庫、艦載機の発着艦訓練などを公開した。

 FA18戦闘攻撃機2機が相次いで離陸し、発進装置(カタパルト)の駆動に用いた蒸気が甲板上に漂う。米軍岩国基地(山口県岩国市)からC2輸送機で約2時間の洋上。今度は、後方からFA18が速度を落としながらレーガンに接近し、甲板上のワイヤに機体尾部のフックを引っ掛けて着艦した。レーガンの両側面を、海上自衛隊とカナダ海軍の艦船が航行していた。

 東アジア情勢をめぐっては、米国と北朝鮮の対話が続き、日中関係も改善基調にある。ただ、中国は東シナ海や南シナ海で領有権を主張して軍事活動を続け、北朝鮮の核放棄の見通しも依然不透明。米国は貿易・安全保障の両面で中国に厳しい姿勢を取っており、訓練公開には、抑止力維持に努める米軍の決意をアピールする狙いがある。

 レーガンを基幹とする第5空母打撃群のカール・トーマス司令官は「キーン・ソードのような演習はこの地域の海軍全般の能力改善にまさに必要で、地域の安定に寄与する」と強調。連絡官としてレーガンに乗艦している海上自衛隊第1護衛隊群の江川宏司令も「日米同盟がインド太平洋の安定のために不可欠であるという自負を持って米軍との総合運用能力の向上に努める」と述べた。

 レーガンは公開に先立ち、西太平洋で海自と防空や補給訓練を行った。10月29日には中国軍の情報収集機が東シナ海から対馬海峡を通過して日本海まで往復飛行し、中国が演習に神経をとがらせている様子もうかがわせた。(時事)

【了】

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