自動車9月中間、4社が増収増益=三菱自CEO「世界景気に不透明感」

自動車大手7社の2018年9月中間連結決算が出そろいました。

 自動車大手7社の2018年9月中間連結決算が8日、出そろった。アジア市場を中心に販売が好調なことや、為替相場が想定より円安・ドル高で推移したことで、トヨタ自動車など4社が増収と純利益の増益を確保した。ただ、米国と中国の貿易摩擦激化など先行きには不透明感も漂っている。

 トヨタ、ホンダ、スズキは過去最高の売上高を記録し、2桁の増益。いずれも19年3月期の連結業績予想を上方修正した。三菱自動車も増益だが、業績予想は据え置いた。益子修最高経営責任者(CEO)は「米中貿易摩擦で世界景気の不透明感が強く、先行きをいつも以上に慎重に見た」と説明した。

 日産自動車は米国市場での在庫調整などで苦戦。売上高は前年同期比2.1%減の5兆5327億円、純利益は10.9%減の2462億円だった。SUBARU(スバル)は、エンジンの不具合に絡む大規模リコール(回収・無償修理)で550億円の費用を計上し、47.9%の減益。マツダは7月の西日本豪雨に伴う生産停止で61.5%の減益だった。

 米中間選挙では共和党が下院の過半数を失い、今後トランプ政権が保護主義的な姿勢を強めることも懸念されている。日産の軽部博最高財務責任者(CFO)は「自由にいろいろなことができる体制が望ましい」と述べ、米通商政策を注視する姿勢を示した。

◇自動車7社の18年9月中間連結決算(売上高/純利益)

トヨタ 146,740(3.4)/12,423(16.0)
ホンダ 78,658(5.0)/4,551(19.3)
日産 55,327(▲2.1)/2,462(▲10.9)
スズキ 19,294(5.4)/1,361(30.7)
マツダ 17,290(4.4)/243(▲61.5)
SUBARU 14,868(▲7.5)/443(▲47.9)
三菱自 11,693(23.4)/518(7.2)

(注)単位億円。億円未満切り捨て。カッコ内は前年同期比増減率%、▲は減。トヨタは米国会計基準、ホンダは国際会計基準、他は日本基準

【了】

Writer: 時事通信

最新記事

コメント