日産、EV市場でリーダーに=中国事業責任者インタビュー

中国事業責任者は「電気自動車に懸けている」と強調します。

 日産自動車の中国事業責任者を兼務するホセ・ムニョス・グローバル・チーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)は15日までにインタビューに応じた。ムニョス氏は「日産は電気自動車(EV)に懸けている」と強調。9月に初の中国向けEV「シルフィ ゼロ・エミッション」を発売したことに触れ、「中国市場でEVのリーダーになり得る」と自信を見せた。

 主なやりとりは以下の通り。

 -中国で2019年から新エネルギー車の生産枠を義務付ける新規制が適用される。

 日産としてブランド価値を高めるため、EVに懸けている。新型シルフィの量販によって、中国市場でEVのリーダーになり得る。

 -電動車両を今後増やす計画だが、生産体制は。

 まずは既存8工場の生産能力を極大化し、さらに新工場を建設する。22年には年間260万台超の新車販売を目指しており、うち78万台程度を電動車にする。バッテリーの調達に加え、EVの重要部品であるモーターとインバーター、減速機も今後3年間は現地調達する。

 -中国は電動化のほか、自動運転やシェアリングなど先進技術の導入が速い。

 中国は最も動きが速い。単なる新車の製造販売や、配車サービスでの車両提供だけでなく、蓄積したデータを活用する新しいビジネスを模索している。

 -現地メーカーが強い低価格帯での戦略は。

 現地ブランド「ヴェヌーシア」は、日産の中国市場での成長を大きくけん引する要素の一つ。インターネットを通じて情報をやりとりするコネクテッド技術に焦点を当て、日産や(合弁会社の)東風汽車有限公司の持つ技術を強みとして販売拡大を目指す。

 -米中貿易摩擦の懸念が高まる中、中国市場の環境は。

 明らかに通商面での(政策の)変更は市場の進化に影響する。ただ、中国経済も自動車市場も進化が続くだろう。新車販売だけでなく、シェアリングサービスも大きく拡大している。自動車市場はプラスだ。

【了】

Writer: 時事通信

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