調布小型機墜落「重量超過が原因」と判断=業過致死傷容疑で書類送検へ-警視庁

警視庁が詰めの捜査を進めています。

 東京都調布市で2015年7月、民家に小型機が墜落し8人が死傷した事故で、警視庁が原因について、機体の重量超過などによる失速と判断していたことが18日、関係者への取材で分かった。

 同庁調布署捜査本部は、機体を管理していた「日本エアロテック」(同市)の小山純二社長(65)と、事故で死亡した川村泰史機長=当時(36)=を業務上過失致死傷容疑で書類送検する方針を固めており、詰めの捜査を進めている。

 事故は15年7月26日午前11時ごろ発生した。小型機が調布飛行場を離陸した直後、近くの住宅街に墜落して炎上。川村機長と搭乗者の早川充さん=当時(36)=、全焼した民家にいた鈴木希望さん=同(34)=の3人が死亡し、他の搭乗者や住民計5人が負傷した。

 関係者によると、小山社長と川村機長は、航空法などが定める機体総重量の確認業務を怠り、重量超過のまま機体を飛ばして墜落させ、鈴木さんらを死傷させた疑いが持たれている。

 運輸安全委員会が昨年公表した調査報告書は、機体の総重量が上限を50キロ以上超過していたと結論付けた。関係者によると、捜査本部も搭乗者の体重や搭載燃料などを確認し、重量超過があったと判断したという。生存した搭乗者は「体重を聞かれていない」と証言していた。同本部はエンジン部分についても、不具合がなかったか確認を進めているとみられる。

 事故をめぐっては、捜査本部が昨年、無許可でチャーター飛行事業を営んでいたとして、小山社長や川村機長とエアロ社を航空法違反容疑で書類送検。東京地裁立川支部は今年5月、小山社長に懲役1年、執行猶予3年、同社に罰金150万円の有罪判決を言い渡した。

【了】

Writer: 時事通信

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