東名あおり事故で被告謝罪「申し訳ないことした」=横浜地裁

裁判員裁判の第3回公判が5日、横浜地裁で開かれました。

 東名高速道路で「あおり運転」を受けた車の夫婦が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた無職石橋和歩被告(26)の裁判員裁判の第3回公判が5日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)であり、被告人質問が行われた。石橋被告は「子どもがおるとは分からんかった」と述べ、「こういう事件を起こして、申し訳ないことをしたと思います」と謝罪した。

 事故は昨年6月5日夜に発生。石橋被告の車に進路をふさがれ、追い越し車線上で停車したワゴン車にトラックが追突し、静岡市清水区の自営業萩山嘉久さん=当時(45)=と妻友香さん=同(39)=が死亡、娘2人がけがをした。

 石橋被告は、萩山さんを車外に引っ張り出そうとしたことを「勢いでやった」と説明。その後どうするつもりだったかは、「多分、考えてなかった」と述べた。

 助手席にいた石橋さんの長女が子どもだとは気付かず、自分の車の同乗女性から「子どもがおるけん、やめとき」と止められ、手を離したと主張。理由を問われると、「子どもを巻き込んだりしたら悪いと思って…」と言葉に詰まり、眼鏡を外してタオルで両目を押さえた。

 初公判で、石橋被告は事故発生に至る事実経過を大筋で認めていた。弁護側は、萩山さんへの暴行は認める一方、被告の運転行為と停車後の事故による一家の死傷には因果関係がないなどとして、危険運転致死傷罪と予備的訴因の監禁致死傷罪について無罪を主張している。

【了】

Writer: 時事通信

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