米最新機F35B導入了承=いずも型護衛艦は協議継続-与党

「多用途運用母艦」の導入は、与党側が「もう少し丁寧な議論が必要」とし、協議を継続へ。

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米軍の強襲揚陸艦「ワスプ」で公開された訓練で、垂直に降下して着艦するステルス戦闘機F35B=3月23日、沖縄県東方沖のフィリピン海

 新たな防衛大綱の策定に関する与党ワーキングチームは5日、衆院議員会館で開いた会合で、米最新鋭ステルス戦闘機F35Bの導入を了承した。これに先立ち、政府は有識者会議に新大綱の要素案を提示したが、いずも型護衛艦を改修し、事実上の航空母艦の任務を担う「多用途運用母艦」の導入は明記されなかった。大綱策定に向けた今後の焦点となる。

「多用途運用母艦」導入をめぐっては、与党側は「もう少し丁寧な議論が必要だ」と指摘し、協議を継続することになった。

 航空自衛隊は現在、F15戦闘機を合計201機保有。うち旧型でレーダーなどの近代化改修を受けていない99機については、F35に置き換えることを検討していた。

 F35には長い滑走路が必要なA型と、短距離離陸、垂直着陸能力を持つB型、空母で運用されるC型がある。

 与党会合で、政府側はF35に関し、高いステルス性能のほか、既に空自F4戦闘機の後継機としてA型を運用しているため、パイロットの教育・訓練や整備の観点からメリットがあると説明した。

 F35Bについて、政府側は「(わが国は)島しょ部が多く、飛行場が少ない太平洋側でも監視が今後必要となる中で、短い滑走路でも運用できるBタイプは有効だ」として、導入の必要性を強調した。

 一方、「多用途運用母艦」の導入に関し、公明党は専守防衛の枠内で「攻撃型空母は持たない」としてきた過去の政府答弁との整合性などを指摘。さらなる説明を政府側に求めた。

【了】

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