ボイジャー2号、太陽圏外に=41年間で180億キロ飛行-NASA

姉妹機「ボイジャー1号」に続き、2号も太陽圏外へ。

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無人宇宙探査機「ボイジャー2号」(中央青い円の左下)と1号(左上)の位置関係を示したイメージ図(AFP時事)

【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は10日、1977年に打ち上げられた無人宇宙探査機「ボイジャー2号」が11月5日に、太陽から高速で吹き出る粒子「太陽風」の影響が及ぶ「太陽圏」の外に到達したと発表した。人工物体が太陽圏外に出たのは、2012年の姉妹機「ボイジャー1号」に続き2機目。

 NASAによると、ボイジャー2号が搭載するプラズマ観測装置からのデータで、同機周辺に太陽風が吹いておらず、太陽圏外の「恒星間空間」に入ったことが分かった。飛行距離は、打ち上げから41年間で約180億キロを超えているという。

 NASA太陽系物理学部門のニコラ・フォックス氏は「ボイジャーが送ってくる太陽影響圏の境界に関する情報は、『地図なき領域』のこれまで分からなかった姿の一端を見せてくれる」と意義を語った。先に太陽圏外へ出たボイジャー1号のプラズマ観測装置は、既に機能を停止している。

 ボイジャー2号は1号と同時期に打ち上げられ、当初計画された5年の耐用年数を大幅に超えて飛行。これまでに木星、土星、天王星、海王星に接近して観測データを地球に送信した。

【了】

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Writer: 時事通信

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