「5キロ離れて停泊」知らず=関空連絡橋衝突のタンカー-運輸安全委

タンカーは当時、空港島の南東約1.8kmに停泊していました。

 関西国際空港(大阪府)の連絡橋に9月、台風21号の強風に流されたタンカー「宝運丸」(2591トン)が衝突した事故で、運輸安全委員会は20日、調査内容の経過報告を公表した。海上保安庁はいかりを引きずりながら流される「走錨(そうびょう)」による事故防止のため、空港島から原則として3マイル(約5.5キロ)離れた場所への停泊を呼び掛けていたが、船長や運航会社側は把握していなかったという。

 宝運丸は当時、空港島の南東約1.8キロに停泊しており、距離が比較的近かったことが事故の要因になった可能性が高まった。

 また、宝運丸はいかりを一つだけ使って停泊する「単錨泊」で強風に流されており、運輸安全委はいかりを二つ用いる「双錨泊」を基本とすることが事故防止のポイントだと指摘。風下に重要施設などがなく、他船と十分な距離を確保できる場所にいかりを下ろすことが重要との考えを示した。

 宝運丸は9月4日、走錨状態となって連絡橋に衝突。死傷者は出なかったが、連絡橋の鉄道や道路が使えなくなり、空港島が一時孤立状態となった。第5管区海上保安本部は業務上過失往来危険の疑いで捜査している。

【了】

Writer: 時事通信

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コメント

1件のコメント

  1. また局地的な追々のアホな責任追及か?
    スキーツアーバス事故もドライバーの大型経験不足に1局集中して結論付けた後にバスメーカーから足廻りの腐食が激しく使用を控える警告文が過去の使用者を転々と渡って出てきたろうに?
    今回、大阪都心に上陸した台風で橋で強風に煽られた大型トラックが横転するような台風の勢力や進入進路を考えたら今回のようなやっつけ仕事の事故調査と責任追及が次の事態に備えて何の肥やしにもならんくらい分からんもんかね?