「滑らない砂」姿消す=受験生に好評も配布自粛-鉄道各社

健康への影響はほとんどないとされますが……。

 合格祈願グッズとして人気だった列車の滑り止め用の砂が受験生の前から姿を消した。「試験で滑らない」と験担ぎに好評だったが、微量の発がん性物質「結晶質シリカ」が含まれていることが判明。健康への影響はほとんどないとされるが、JR各社が「受験生に心配を掛けてはいけない」と配布を相次いで取りやめたためだ。

 滑り止め用の砂は、蒸気機関車やディーゼル機関車が上り坂で車輪を空転させないようレールにまいて使われる。JRを中心に一部の駅で受験生に無償配布されていたが、2017年末に結晶質シリカが含まれていることが分かった。

 43駅で配布していたJR西日本や、4県9駅で配っていたJR九州は今年の配布を中止。同じく自粛した神戸電鉄の担当者は「問い合わせも多く人気だったのだが」と残念がった。

 結晶質シリカは自然界にも存在し、「粉じんを継続して大量に吸い込まない限り危険性はない」(JR四国)という。業務では使用を継続する鉄道会社が多く、配布中止は過剰反応との意見も寄せられているといい、小湊鉄道(千葉)は「受験生を応援したい」と今年も配布した。

 JR西日本は砂の代わりに、金沢駅に受験生を応援するメッセージボードを設置。JR東日本の広報担当者は「合格祈願鉛筆などのグッズを配布する駅もある。受験生を応援する気持ちは変わらない」と話している。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 0リスク信仰のバカらしさくだらなさの極み。
    食べたり体に付けるものでもないのに。