日産、車内アバターの実証実験開始=NTTドコモと協力

 日産自動車は12日、遠隔地にいる人のアバター(分身)を、ドライバーの視界に映し出す新技術の実証実験を始めたと発表した。実験ではNTTドコモと協力し、次世代通信規格「5G」を使用する。2030年代の実用化を目指す。 

 新技術の名称は「インビジブル・トゥ・ビジブル(I2V)」。実験では、拡張現実(AR)用のゴーグルを付けたドライバーの視界に、別の場所で仮想現実(VR)用ゴーグルを付けた案内人が3Dアバターとして表れる。アバターとは走行中に会話をしたり、情報をやりとりしたりすることが可能だ。実験を通じて実用性などを確認する。

 将来的には、I2V技術で車内外のセンサーが収集した情報を、クラウド上の情報と統合。建物の裏側やカーブの先の状況など、通常は見えないものをドライバーの視界に映し出し、運転を支援する。また、仮想世界を通じて遠隔地にいる人と英会話の練習をするなど、走行中の時間を有効活用したり、遠出できない人もドライブを体感したりできるようになるという。

【了】

最新記事

コメント