日産に残業代支払い命令=元社員「管理監督者」該当せず-横浜地裁

 日産自動車の課長級社員だった男性の遺族が、同社に未払い残業代約524万円を求めた訴訟の判決が26日、横浜地裁であった。新谷晋司裁判長は、男性が残業代の支給対象外となる「管理監督者」に該当しないと判断し、約357万円の支払いを命じた。

 争点は、上司の指揮命令を受けずに特定の業務に従事するとされる「スタッフ職」だった男性が、管理監督者に当たるかどうかだった。

 新谷裁判長は「男性に重要な職責や権限が付与されていたとは認められない」と述べ、労働条件などが経営者と一体的立場である管理監督者には該当しないと判断。海外戦略を担当していた男性は支店長に相当し、管理監督者に当たるとした日産側の主張を退けた。 

 判決によると、男性は2004年入社。本社のマーケティング部門に所属し、新興国における小型車の販売戦略などを担当していた16年3月、仕事中に倒れ脳幹出血で死亡した。

【了】

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