水谷三菱航空機社長:MRJ、設計変更した機体は6月末までに完成=半年ずれ込む

 国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発中の三菱航空機(愛知県豊山町)の水谷久和社長は16日、5度目の納入延期の原因となった電気配線などの設計を変更した機体について、6月末までに完成すると表明した。同日、名古屋市内でMRJの開発状況などについて説明した。これまで「年明け」としていた機体の完成時期が半年ほど後ずれすることになる。予定する2020年半ばの初号機納入時期については据え置くという。

 完成した機体は、国内のテスト飛行を経て、米国で行っている国土交通省のパイロットによる商用運航に必要な型式証明(TC)取得に向けた最終的な飛行試験に投入する。

 一方、水谷社長は採用している外国人経験者の人数について、これまでの技術系中心から広報や営業などにまで幅を広げたため、前年から70人程度増やし、現在は約400人に拡大していることを明らかにした。

 6月に開かれるパリ国際航空ショーに関しては、実機や飛行展示など対応の仕方について「総合的に勘案して早く方向性を出したい」と述べるにとどめた。

 このほか、マレーシア格安航空会社、エアアジア・グループがMRJ20機程度の購入を検討していることについては「具体的な商談の手前というのが実態だ」と語った。

【了】

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