中国空母が台湾海峡通過=近く就役、総統選けん制か

 【台北、北京時事】台湾国防部(国防省)は17日、中国軍の空母が東シナ海から台湾海峡を南下したことを確認したと発表した。航行したのは中国初の国産空母で、護衛艦などと艦隊を組んでいた。米軍と日本の艦船が空母を追尾して警戒監視した。来年1月11日に台湾総統選を控える中、中国が敵視し再選を望まない蔡英文総統をけん制する意図がありそうだ。

 台湾の中央通信によると、中国の空母が台湾海峡を通過するのは、台湾国防部の発表ベースで、旧ソ連製の船体を改修した中国初の空母「遼寧」が今年6月に航行して以来。国産空母による台湾海峡通過は初めてとみられる。 

 一方、中国軍では空母の支援が主な任務とみられている最新鋭補給艦が広東省湛江市に司令部を置く南海艦隊に配備されたことが伝えられており、国産空母が近く同艦隊で就役するため台湾海峡を通過した可能性もある。国産空母が南海艦隊に配備されるとすれば、習近平指導部には南シナ海の軍事的支配をさらに強める狙いがありそうだ。

【了】

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