トランプ氏、英国入り=NATO首脳会議出席

 【ロンドン時事】トランプ米大統領は2日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開かれるロンドンに到着した。「米国第一」を掲げるトランプ氏や、欧州の軍事的自立を訴えるマクロン仏大統領の登場で欧米の亀裂が広がる中、創設70年を迎えたNATOがロシアや中国などの脅威を前に結束を示せるかが注目される。

 トランプ氏は集団防衛における米国の負担軽減を求め、同盟国批判を先鋭化させている。ワシントン出発前には、NATO加盟国が国防支出を増加させたのは自身の功績だと記者団に強調。「米国民のために戦いに行く」と述べ、早くも強硬姿勢を示した。 

 米政府高官によると、トランプ氏は加盟国による国防支出のさらなる引き上げや、欧州で急速に存在感を強める中国への対処を訴える見通し。次世代通信規格「5G」の整備においても、機密保全やプライバシー保護の観点から中国製機器の排除を要求するとみられる。

 欧米間の連携の欠如を指摘し、NATOの現状を「脳死」状態と酷評したマクロン大統領と3日に会談。4日には、トランプ氏が幾度となく国防支出増加を求めてきたドイツのメルケル首相とも会談する。

【了】

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