4種踏切、長さ35メートルで線路7本=「横断困難」対策求める―運輸安全委

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歩行者の死亡事故が起きた警報機、遮断機のない「第4種踏切」=2019年3月22日、神奈川県逗子市(運輸安全委員会提供)

 神奈川県逗子市のJR横須賀線の警報機、遮断機がない「第4種踏切」で昨年3月、歩行者の男性=当時(92)=が列車にはねられ死亡する事故があり、運輸安全委員会は26日、踏切が長さ35.5メートルにわたり、交差する線路が7本と多いなど安全に渡ることが難しいとの見解を盛り込んだ報告書を公表した。

 報告書によると、この踏切は列車が1日187本通過し、1時間当たりでは最大14本だった。歩行者の速度を毎秒1メートルとすると、上り列車が渡り始めた歩行者に気付いてもスピードを落とさないと仮定した場合、時速30キロ未満でないと踏切に到達するまでに渡り終えることは困難という。当時、衝突直前の列車は同53キロだった。

 JR東日本は危険性を認識していたが、警報機や遮断機の設置は用地がないなど技術的に困難で、廃止について逗子市と合意できていなかったという。

 運輸安全委は、歩行者が死亡したため詳細な状況を明らかにできなかったとする一方、「安全を優先する観点から踏切の廃止、代替の横断施設の整備などについて協議を進め、具体的な取り組みを実施する必要がある」とJR東や市に求めた。

 事故は2019年3月21日に発生。久里浜発上総一ノ宮行きの上り普通列車が通行中の男性と衝突した。列車の乗客ら約60人にけがはなかった。 

【了】

 
    
 
    

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