総合火力演習も規模縮小=コロナで一般公開中止―陸自

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報道公開された陸上自衛隊の富士総合火力演習=23日午前、静岡県御殿場市などの東富士演習場

 陸上自衛隊の国内最大規模となる実弾射撃訓練「富士総合火力演習(総火演)」が23日、静岡県の東富士演習場で報道陣に公開された。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、参加部隊を制限するなど規模を縮小。一般向けの「公開演習」は中止され、同日の「教育演習」がユーチューブでライブ配信された。

 総火演は隊員教育を目的として1961年に開始。一般公開が中止になったのは戦車の事故が起きて演習自体が取りやめられた79年以来となった。

 教育演習には隊員約1800人が参加。戦車・装甲車約30両、火砲約40門を使用したが、航空機は登場しなかった。約2時間にわたり富士山麓に砲弾やミサイルが撃ち込まれ、弾薬約19トン(約3億6000万円相当)が使われた。

 島しょ部を含む国土に敵が侵攻した想定の訓練では、陸海空3自衛隊が統合して対処。敵の通信網を無力化する電磁波作戦も紹介された。離島防衛では、陸自の専門部隊「水陸機動団」は参加せず、水陸両用車で上陸する動きなどは事前に撮影した映像が使われた。

 会場やライブ配信では、ドローンによる空撮や、84ミリ無反動砲の射手らに小型カメラを装着した臨場感あふれる映像などが流された。教育演習を見学した隊員は感染防止のため、互いに距離を空けて座っていた。 

【了】

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