空の旅、どう変わる?=夏季休暇控えEU指針―新型コロナ

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仏シャルル・ドゴール空港の待合室でマスクをする人々=14日、パリ郊外(AFP時事)

 【ブリュッセル時事】夏季休暇のシーズン到来を控え、欧州各国は新型コロナウイルスで打撃を受けた観光業の再開と、感染の「第2波」防止の両立を模索している。欧州連合(EU)が航空会社や空港各社に示した指針によると、欧州の「空の旅」はコロナ前とは様変わりしそうだ。

 日本からの今夏の欧州旅行はまだ難しい情勢だが、欧州各国間の移動制限は緩和が進むと期待されている。EU域内にいる旅行者は注意が必要となる。

 欧州航空安全局(EASA)と欧州疾病予防管理センター(ECDC)が公表した21日付の指針では、空港に入れるのは原則、旅行者本人のみ。建物内での家族や友人の見送りや出迎えはできなくなる。

 旅行者は空港到着時からずっとマスク着用が求められる。特に機内では4時間ごとに新しいマスクと交換することが必要。このため空港内でも自動販売機などでマスクを購入できるようにする。

 もっとも感染防止には、マスクは「補完的措置でしかない」と強調。着用時でもせきは口を覆い、手洗いなども徹底しなければならない。従わなければ搭乗拒否の可能性もある。

 さらに、1.5メートルの「社会的距離」の維持が基本。機内ではトイレに行くため通路に並ぶこともできなくなる。

 座席については「乗客間に少なくとも席を一つ空けることで距離が保てる」と指摘した。この「空席措置」は既に一部航空会社では導入済み。ただ、格安航空会社(LCC)などには不採算化を恐れる声もあり、各社に判断の余地を残した。

 一方、機内での免税品販売は中止。飲食物の提供も制限され、包装済みのものが中心となる。機内の楽しみは減りそうだ。

 また、一部の空港で実施されている体温検査は、感染者探知には「高コストで効果が低い」と否定的見解を示している。

【了】

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