新NAFTA発効へ=自動車貿易を厳格化

 【ワシントン時事】北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」が1日、発効する。強い米国産業の復活を目指すトランプ米政権の意向を踏まえ、自動車貿易の条件を厳格化するなど抜本的に見直した。域内に進出している日本の自動車メーカーは北米戦略の見直しを迫られる。

 1994年に発効したNAFTAの抜本改定は初めて。域内で自動車関税ゼロを認める条件を定めた「原産地規則」を厳格化。自動車の対米輸出の数量規制や、通貨安誘導を封じる為替条項を盛り込むなど「管理貿易」の色彩が強い。いずれも米国の産業保護が狙いで、協定の名称から「自由貿易」の文言は外れた。

 原産地規則は従来、部材の62.5%以上を域内で調達した完成車を免税としていたが、これを75%まで段階的に引き上げる。米国での生産を促すため、免税条件として高賃金の地域での生産も義務付ける。これらの規則の適用には、企業の申請に応じて一定の猶予を認める。

 トランプ大統領は2016年の大統領選で、NAFTAが米国の雇用流出を招いたとして再交渉を公約に掲げた。今秋の大統領選での再選に向けて、それぞれ今年前半に発効した日本、中国との貿易協定に続き、USMCAを支持者にアピールする考えだ。

【了】

 
    
 
    

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント