企業再編、秋以降に本格化=コロナで「優勝劣敗」加速―インテグラル・山本代表

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インタビューに答えるインテグラルの山本礼二郎代表取締役=東京都千代田区

 航空会社スカイマークなどの再建を手掛ける国内投資ファンド、インテグラル(東京)の山本礼二郎代表取締役は16日までにインタビューに応じ、新型コロナウイルスによる経営環境の激変を受け、今秋以降に企業再編が本格化するとの見方を示した。官民による支援で資金繰りは落ち着いたものの、コロナ禍への対応力で「優勝劣敗が加速する」と指摘。現状を「(再編の)前夜だ」と述べた。

 山本氏はコロナ危機について、リーマン・ショック時と比べて「金融市場が傷んでいないのが救いだった」と分析。政府系や民間の金融機関の積極的な資金繰り支援で「コロナの直接的影響で破綻した企業は、あり得た数よりも相当絞られた」との見方を示した。一方で、「いずれは金融も(危機対応から)常識に戻り、企業は資本の強化や事業の『選択と集中』を求められる」と述べた。

 コロナ禍で破綻した企業の多くは、以前から構造的な問題を抱えていたとも指摘。経済活動の再開に伴って経営体力のある企業は、いち早く新たな製品やサービスの投入に動くとみられ、「生き残りで精いっぱいの企業は、追いつけないほど先行される」と警告を発した。

 山本氏はとりわけ、外出自粛による消費低迷の打撃を受けたアパレルや百貨店業界で体力差が広がると予想。コロナ禍で利用が拡大したインターネット通販と実店舗を連携させる「オムニチャネル化」ができなければ、「生き残れない」との認識を示した。

 経営悪化が懸念された投資先のスカイマークについては、足元で搭乗率が5割程度に回復したことから「ひと安心だ」と述べた。

【了】

 
    
 
    

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