米ベイン、豪ヴァージン買収で35億豪ドル支払い=社債保有者の還元は限定的

 【シドニー時事】経営破綻した豪航空2位ヴァージン・オーストラリア航空を買収する米投資ファンドのベインキャピタルは、ヴァージン側に総額35億豪ドルを支払う見通しだ。豪紙オーストラリアンが25日報じた。

 ヴァージンは4月、68億豪ドルの負債を抱えて任意管理手続きに入った。管財人の大手会計事務所デロイトは、9月4日の第2回債権者会議を前に報告書を公表した。

 それによると、有担保債権者や従業員には権利に応じて全額が支払われる。一方、社債保有者ら無担保債権者に対しては、1豪ドルにつき9~13豪セントの還元にとどまる見通し。

 社債保有者側のスポークスマンは、低い還元額について「驚きではなかった」と説明。「急いで売却の手続きが進んだことを踏まえると、こうした結果が不可避と懸念していた」と述べた。

 デロイト側は一連の手続きの結果「ヴァージン・オーストラリアの事業に対する未来が確保された」と強調している。

 報告書によれば、ヴァージンの財務は新型コロナウイルス危機の前に悪化。2020年1~4月は7億6300万豪ドルの赤字を出していた。09~20年は毎年ほとんどが赤字で、赤字の累積は22億豪ドルに上っていた。

【了】

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