小売り・工場、順次再開へ=広範囲で停電、通信障害も―台風10号

 非常に強い勢力で九州の西岸沖を北上した台風10号の影響により、九州地方を中心に、週明けにかけて大手メーカーの工場やコンビニエンスストアの店舗などで計画休業が広がった。いずれも大規模な浸水被害は免れており、7日夕方以降は順次再開を進めている。ただ、携帯電話の通信障害のほか、停電も広範囲で発生しており、経済活動が通常に戻るにはなお時間がかかりそうだ。

 トヨタ自動車、日産自動車の福岡県内にある各工場のほか、ダイハツ工業の車両やエンジン工場とホンダの二輪車工場が7日の操業をいったん停止した。いずれも大きな被害はなく、日産やダイハツでは同日夜から操業を再開。トヨタとホンダも8日朝から通常の生産体制に戻す。

 半導体大手のルネサスエレクトロニクスは、大分や熊本、山口各県の4工場の操業を6日夜から一時停止。三菱電機も福岡、熊本の半導体工場などで製造ラインを止めたが、順次再開予定だ。

 小売りでは、7日までにセブン―イレブン・ジャパンが最大で約2100店、ローソンが約1200店、ファミリーマートが900店以上と、該当地域の半数以上の店舗で計画休業を実施した。いずれも「長期休業が見込まれるような被害はない」(ファミマ)という。イオンや三越伊勢丹ホールディングス、大丸松坂屋百貨店も休業店の再開準備を進めている。

 一方で、九州・沖縄などで停電が発生。送電鉄塔の倒壊など重大な設備損壊は確認されていないものの、九州電力管内では一時約48万戸、中国電力管内でも約7万戸が停電した。NTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンクの携帯電話大手3社も九州を中心に通信障害が発生しており、復旧を急いでいる。 

【了】

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