台風被害受け「闘争方向変更」=正恩氏、工業拠点の復旧優先―北朝鮮

 【ソウル時事】朝鮮中央通信は9日、北朝鮮で8日に朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議が開かれ、金正恩党委員長が出席したと報じた。正恩氏は台風9号に関連し、「予想外の被害によって、闘争方向を変更せざるを得ない状況に直面した」と述べ、軍に早期の被害復旧を指示した。

 会議では台風9号の影響により、咸鏡南道・剣徳地区で約2000世帯の住宅と数十カ所の公共施設が浸水、倒壊したほか、道路や橋、鉄道が流され、「交通が完全にまひする非常事態に直面し、多数の設備が流失した」ことが報告された。

 剣徳地区は鉱山や関連工場が集積する重要な鉱物生産拠点。正恩氏は同地区復旧が「わが国経済の重要な命脈を保つためにも必ず先行すべき急務だ」と強調し、来月10日の党創建日までに住宅や交通網を修復するほか、年末までの完全復旧を指示した。

 北朝鮮は来年1月に約5年ぶりの党大会を開催する予定。党創建日には軍事パレードを実施するとの見方もある。「闘争方向の変更」の詳細は不明だが、復旧作業の優先でこうした行事や準備に影響が出る可能性もありそうだ。 

【了】

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント