中国・昆山の電子部品工場で火災、自動車生産に影響深刻か=江蘇省

 【上海時事】中国ニュースサイト、東方財富網が9日伝えたところによると、台湾のプリント回路基板(PCB)大手、欣興電子(ユニマイクロン)の昆山工場(江蘇省昆山市)7日に発生した火災が、中国の自動車生産に深刻な影響を及ぼすのではないかとの懸念が広がっている。

 同社によると、火災は7日午前10時50分ごろ、1990年代に建てられた第一期工場の3階の一角で発生。同午後1時ごろにはほぼ消し止められた。人的被害はなく、消防当局が詳しい状況や出火原因を調べているが、火災の影響で工場全体の操業停止に追い込まれた。

 昆山工場はPCB基板や高密度実装基板(HDI)を手掛け、年産能力は10億平方メートル。主力製品の車載用PCB基板は独ボッシュの自動車部品工場に出荷しており、生産停止が長引けば、ボッシュが扱うPCBを使った50種類の部品生産に深刻な影響を及ぼすとみられる。

 業界筋によると、最悪の場合、1年で最も中国の消費活動が活発化する「金九銀十(金の9月、銀の10月)」を迎え、生産に全力を挙げている完成車メーカー各社の新車出荷に影響が及ぶ恐れもある。

 ボッシュは部品供給の混乱を避けるため、ユニマイクロン製品の代替調達に動き始めた。また、工場の早期再開に向け、関係当局に協力を緊急要請した。

 ユニマイクロンのHDI基板は、米アップルや華為技術(ファーウェイ)の関連業者にも納入されている。

【了】

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