smartnews-feed-v2 | 乗りものニュース 鉄道(新幹線、観光列車、通勤電車など)、バス(高速、夜行、一般路線バスなど)、飛行機(旅客機、戦闘機など)、船、自動車、道路といった「乗りもの」や「交通」に関するニュース、最新の情報をわかりやすくお届けします! 2017-03-23T11:09:22+0000 (c) mediavague Co., ltd. https://trafficnews.jp/app/wp-content/themes/sp_v2/common/img/logo.png WordPress <![CDATA[環境への配慮、最新・最先端の駅、その実力は? 小田急・世田谷代田駅の新駅舎が完成]]> https://trafficnews.jp/?p=66816 2017-03-23T07:13:37+0000 2017-03-23T07:13:50+0000 「鉄道」とは切り離せない「環境」。その両立で最先端を行くという駅舎が完成しました。環境を生かし、環境負荷を抑える構造で、それらを学べる施設も用意されています。

鉄道トンネルとして日本初のシステム

「鉄道」と「環境」は切り離せない関係です。安全で安定した輸送を確保しつつ、いかに周辺環境への影響を抑えるか、鉄道各社はさまざまな工夫を行っています。

 そうしたなか2017年3月24日(金)、「鉄道」と「環境」を意識した“最先端の駅舎”が完成します。小田急小田原線の世田谷代田駅(東京都世田谷区)です。

「小田急の環境活動におけるひとつの集大成です」(小田急電鉄 土川CSR・広報部長)

 このたび生まれ変わったその駅舎は、まず「自然採光」が特徴。天井の採光口、壁面のガラスからトイレも含めた各所に自然光が入り込んでくるほか、ホームなどがある地下にまで自然光が入る仕組みになっています。同駅外部には換気や排煙などに用いるようなダクトがありますが、それが鏡を使って光を導く「光ダクト」になっており、地下に自然光を伝達。省エネ効果などが得られます。

下からのぞいた世田谷代田駅の「光ダクト」内部(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 また、冷暖房のシステムに「地中熱ヒートポンプ」を、鉄道トンネルとして日本で初めて採用(世田谷代田駅は地下トンネルの途中に存在)。年間を通じほぼ一定である地中の温度と外気との差を活用するもので、省エネ、CO2排出量の低減などが図られています。周囲への排熱や騒音といった点でも効果的です。

 このほか太陽光発電システム、建物に意図的な隙間を作り自然換気する設計なども採用。環境を生かし、環境負荷を抑える構造になっています。

トイレも最先端? 極小便器の目的は

 新しくなった世田谷代田駅の地上駅舎、トイレにも注目です。「ファミリートイレ」が用意されています。

世田谷代田駅の「ファミリートイレ」。写っていない撮影位置側に大人用の便器、洗面台などがある(2017年3月、恵 知仁撮影)。

「ファミリートイレ」の内部は、一般的な洋風便器や洗面台、おむつ交換台などに加え、子ども用の便器を大・小それぞれ設置。その名の通り、家族で気軽に使えるトイレになっています。自然光が入ってくる壁面のガラスには、小田急の特急「ロマンスカー」のイラストも。子ども専用よりこのほうが良いだろうということから、生まれたそうです。

世田谷代田駅の女性用トイレ内部。スペースに余裕があるのがひとつの特徴(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 男性用、女性用トイレも、余裕のあるスペースに全身が見える鏡、着替え台などを設置。また、用意されている液体ハンドソープには、小田急グループの飲食店で発生した使用済み食用油を捨てずに活用した「エコせっけん」が使われています。ちなみに、小田急「ロマンスカー」50000形「VSE」のトイレでも、この「エコせっけん」が備えられているそうです。

「小田急環境ルーム」世田谷代田駅に 「回生ブレーキ」「防音車輪」展示も

 このたび新しい地上駅舎が完成する世田谷代田駅には、「小田急環境ルーム」も設けられました。小田急電鉄の「環境」に関する取り組みを紹介する施設で、電車のモーターを発電機として使うことでブレーキ力と電力を得る「回生ブレーキ」の模型、「防音車輪」の構造が分かる展示、世田谷代田駅のこれら環境に配慮した最新技術の紹介などが行われています。

「回生ブレーキ」の仕組みが分かる模型。運転台は特急「ロマンスカー」30000形「EXE」で使われていた部品を使用(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 2017年4月6日(木)から週に2日程度、この「小田急環境ルーム」のガイドツアーが開催される予定です(要事前申込み)。なお「小田急環境ルーム」自体は初電から終電までオープンしていますが(3月24日は午前10時から)、「回生ブレーキ」「防音車輪」の展示はガイドツアーのみです。

 なお世田谷代田駅では、電力を回生するシステムをエレベーターにも搭載。省エネで、停電時はバッテリー駆動もできるといいます。

「世田谷代田駅は『環境』の最新、最先端の駅で、そのひとつのモデル駅です」(小田急電鉄 土川CSR・広報部長)

 ちなみに小田急電鉄の車両は、98.8%が、ブレーキ時に電力を生み出せる回生ブレーキを搭載しているとのこと。残りの1.2%は、1980(昭和55)年に登場した特急「ロマンスカー」車両の7000形「LSE」です。

【写真】あえて隙間が空けられた世田谷代田駅の新駅舎

壁と屋根のあいだに隙間があり、風が通るようになっている世田谷代田駅。同駅は下北沢駅の隣にある(2017年3月、恵 知仁撮影)。
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特集ニュース 恵 知仁(鉄道ライター) ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170322_setagaya_01.jpg
<![CDATA[高速道路の逆走対策28件を選定 2018年度の実用化目指す NEXCO各社]]> https://trafficnews.jp/?p=66829 2017-03-23T06:52:25+0000 2017-03-23T06:52:25+0000 NEXCO各社が高速道路の逆走対策28件を選定。今後、実道で検証などが行われ、2018年度からの実用化が目指されます。

応募100件から28件を選定

 NEXCO各社と国土交通省は2017年3月23日(木)、高速道路における逆走対策技術の公募結果を発表しました。

 国土交通省は、2020年までに高速道路での逆走事故をゼロにすることを目指し、道路側、運転者側、自動車側それぞれからハード・ソフト面での重層的な対策を講じる方針です。

 この一環として、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が、2016年11月から2017年2月にかけて、民間企業などから逆走対策技術を募集していました。

 今回、応募100件の中から、実道での検証などを行う技術28件が選定されています。

積水樹脂「錯視効果を応用した路面標示」のイメージ。逆走車からは路面標示が立体的に見える(画像:NEXCO中日本)。

 その中のひとつ、積水樹脂の「錯視効果を応用した路面標示」は、路面に文字や矢印を描くというもの。立体的に見えるようにして、逆走車に注意を喚起します。キクテックの「路面標示ゴムマット」は、標示内容が片方向からのみ視認できまです。路面に設置し、逆走車に「進入禁止」などを視認させ、注意を喚起します。

物理、センサー技術などで逆走を防止

 大成ロテックの「ウェッジハップ」は、路面に設置するくさび形をした非対称の段差(ウェッジハップ)です。順走車はスムーズに通過できますが、逆走車がこれを踏むと振動と衝撃音が発生します。

大成ロテック「ウェッジハップ」のイメージ(画像:NEXCO中日本)。

 逆走車を検知する技術も各社から提案されました。準ミリ波レーダー、マイクロ波センサー、レーザーセンサー、3Dステレオカメラ、高解像度カメラ、ドップラーレーダー、赤外線サーマルカメラなどを用いて、車両を解析、特定するというものです。このほか、ETC2.0などを活用した車載機器による逆走車両への注意喚起技術も提案されています。

古河電気工業「準ミリ波レーダーによる逆走検知」のイメージ(画像:NEXCO中日本)。

 選定された技術提案は、2017年度からおおむね1年間、実道において検証と評価などが行われ、2018年度からの実用化が目指されます。

【画像】片方向からしか視認できない「路面標示ゴムマット」

キクテック「路面標示ゴムマット」のイメージ。順走車からは視認できない(画像:NEXCO中日本)。
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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170323_gyakusoutaisakuu_01.jpg
<![CDATA[郵便配達の赤バイク、電動二輪車へ ホンダと日本郵便が覚書を締結]]> https://trafficnews.jp/?p=66826 2017-03-23T07:31:43+0000 2017-03-23T06:32:59+0000 日本郵便とホンダが郵便配達に関するインフラ整備について協業の覚書を交わしました。約半世紀にわたり「郵政カブ」の名で知られてきた郵便配達の赤いバイクが、電動二輪車になる見込みです。

変わる「郵政カブ」、電動化へ

 日本郵便(東京都千代田区)とホンダ(東京都港区)は2017年3月23日(木)、現行の二輪車に替わる電動車両(以下「電動二輪車など」)を用いた郵便配達による社会インフラ整備に向けた協業の検討を開始し、覚書を締結したと発表しました。約半世紀にわたり「郵政カブ」の名で知られてきた郵便配達の赤いバイクが変わる見込みです。

おなじみ、郵便配達の赤いバイク(画像:photolibrary)。

 協業に向けた主な検討内容として発表されたのは以下のとおりです。

●電動二輪車などの郵便配達での活用を展望した社会インフラの整備に向けた取り組み
・郵便配達業務への電動二輪車などの導入の可能性を検討、これにより今後強化される排出ガス規制の中でも、永続的に郵便配達業務を続けられる体制づくりを目指す。
・郵便局への充電ステーション導入の実証実験を実施。将来的には、充電ステーション機能を通じて郵便局が、より利便性の高い「人々の集う場所」として地域にさらに貢献できる存在となることも目指す。

●効率的な車両運行・永続的なユニバーサルサービスの実現に向けた取り組み
・ホンダが開発した、スマートフォンやタブレット端末の位置情報(GPS機能)を活用し、二輪車や軽自動車での近距離移動における業務効率向上を支援するクラウド型ソリューションサービス「Honda Biz LINC」について、日本郵便は郵便配達業務の車両でこれの実証実験を実施。車両の位置情報を把握できる機能などを活用することで、車両をより効率的で安全に運用することを目指す。
・現在、ホンダが日本郵便に納入し配達業務に使用されている郵便配達用二輪車を、安心して業務に使用できることを目的とした保守体制を全国で強化する。保守による郵便配達用二輪車の最適なコンディション維持を通じて、安定、正確、安全な配達業務を支えることを目指す。

 日本郵便とホンダは、近年、地球環境への意識が高まるなか、限りある資源を有効に活用する循環型社会への移行、強化される排出ガス規制への対応など、地球環境に配慮した企業活動が求められているとし、こうしたなか「郵便配達業務における地球環境に配慮した電動二輪車などや郵便局での充電ステーションの実証実験を行い、持続的な地球環境への貢献を行う社会インフラの整備に向けた協議を進めていきます。また、郵便事業の永続的なユニバーサルサービスの確保に向け、保守体制の維持、保守品質の確保についても協議を進めていきます」としています。

【写真】シリーズの原点「スーパーカブ C100」

「スーパーカブ C100」は1958年発売。2008年にはシリーズ世界生産累計6000万台を達成した(画像:ホンダ)。
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そのほか 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170323_cub_01.jpg
<![CDATA[温泉マークは選択制に 「駐車場」「乗り継ぎ」などの案内用図記号は変更へ]]> https://trafficnews.jp/?p=66807 2017-03-23T02:32:41+0000 2017-03-23T02:32:41+0000 案内用図記号の変更案が決定。5つがISOのものに変わりますが、温泉マークは現行JISとISOの選択制に決まりました。

東京五輪に向け図記号を議論

 経済産業省は2017年3月22日(水)、東京オリンピック・パラリンピックに向け、外国人観光客にもわかりやすい案内用図記号(ピクトグラム)を検討する委員会を開催し、6つの図記号と「ヘルプマーク」について、最終案を決定しました。

 案内用図記号は言葉によらない、目で見るだけで案内を可能とするもので、駅、空港などの交通機関や公共施設などで広く使われています。

変更が決まった案内用図記号。ただし「温泉」は現行JISとISOの選択制。「ヘルプマーク」は新たに追加(画像:経済産業省)。

 今回の検討に際しては、日本の国内規格(JIS)と国際規格(ISO)の図記号でどちらがわかりやすいか、日本人と外国人それぞれ約1000人を対象にアンケート調査などを実施。そして警察庁や文部科学省、国土交通省、観光や交通、障害者関連団体などで構成するJIS改正原案作成委員会で審議し、さらにパブリックコメント(意見公募)の結果を踏まえて最終案を取りまとめたといいます。

温泉マーク、なぜ選択制に?

 焦点となった温泉マークは、日本人と外国人とで理解度の評価が分かれたため、従来の湯気だけのもの(JIS)と、入浴する3人の姿が加わったもの(ISO)の選択制とされます。表示者らは、適切な図記号を選ぶことになります。

 駐車場、手荷物受取所、救護所、乗り継ぎ(飛行機)、乳幼児用設備(ベビーケアルーム)の5つは、アンケートの結果から理解度の高かったISOの方に決定。2年の移行期間を経て、現行のJISは廃止されます。

 このほか、援助や配慮を必要とする人が、そのことを周囲に知らせる表示である「ヘルプマーク」が追加されています。

 今後、必要な手続きを経て、7月20日(木)にJISが改正される予定です。

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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170323_mark_01.jpg
<![CDATA[雪で鼻が折れていた叡電鞍馬駅前の「大天狗」、3月24日に復活]]> https://trafficnews.jp/?p=66765 2017-03-23T02:35:06+0000 2017-03-23T02:10:01+0000 雪の重みで鼻が折れていた叡山電鉄・鞍馬駅前の「大天狗」が、2017年3月24日に復活します。

2002年、鞍馬駅前に設置

 叡山電鉄は2017年3月22日(水)、鞍馬駅前広場(京都市左京区)にあるモニュメント「大天狗」の鼻が、3月24日(金)に“完治”すると発表しました。

 大天狗のモニュメントは、鞍馬の地に古くから伝わる天狗伝説にちなみ、2002(平成14)年から駅前広場(駐車場)に設置されていました。

鞍馬駅前に設置されている大天狗。鼻を負傷したため「ただいま治療中」(画像:叡山電鉄)。

 しかし今年1月14日(土)から翌15日(日)にかけて雪が降り、その重みで長さ約2.8mの鼻が根元から折れてしまうという“惨事”が発生。以降、鼻の所には巨大な絆創膏(ばんそうこう)が貼られ、「治療中」とされていました。

 鼻が完治した大天狗は3月24日(金)の正午ごろに披露される予定です。叡山電鉄は「今後も多くの方に鞍馬にお越しいただき、完治した“大天狗”をご覧いただければと考えています」としています。

【写真】負傷する前の立派な鼻を持った大天狗

負傷する前の立派な鼻を持った大天狗(画像:叡山電鉄)。
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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170322_eidentengu_01.jpg
<![CDATA[新宿~扇沢間の高速バス、4月14日運行開始 立山黒部アルペンルートの玄関口へ]]> https://trafficnews.jp/?p=66667 2017-03-22T12:42:31+0000 2017-03-23T01:40:47+0000 京王バスとアルピコ交通が、2017年4月14日から、高速バス「新宿~安曇野・白馬線」の「扇沢系統」便の運行を開始します。

GWや夏休み期間は毎日運行

 京王バス東とアルピコ交通は2017年3月21日(火)、高速バス「新宿~安曇野・白馬線」の「扇沢系統」便を、立山黒部アルペンルートの開通にあわせて、4月14日(金)から運行すると発表しました。概要は次のとおりです。

●運転時刻
・下り
 新宿西口23時15分発→扇沢5時32分着
・上り
 扇沢16時10分発→バスタ新宿21時11分着
※新宿は下りと上りで発着場所が異なります。

●運転日
・下り(新宿発基準)
 4月14日(金)~22日(土)の金・土曜、
 4月28日(金)~5月6日(土)の毎日、
 5月12日(金)~7月8日(土)の金・土曜、
 7月14日(金)~9月23日(土・祝)の毎日、
 9月29日(金)~11月4日(土)の金・土曜・祝前日
・上り
 4月15日(土)~23日(日)の土・日曜、
 4月29日(土・祝)~5月7日(日)の毎日、
 5月13日(土)~7月9日(日)の土・日曜、
 7月15日(土)~9月24日(日)の毎日、
 9月30日(土)~11月5日(日)の土・日曜

●片道運賃
・新宿~扇沢4850円(子供半額)
・下り夜行便は1350円増し。
・夏季繁忙期は下り夜行便、上り昼行便ともに400円増し。

黒部ダムの高さは186mで日本一。黒部川第四発電所でもあることから「くろよん」とも呼ばれる(画像:京王電鉄バス)。

 予約は電話やウェブサイト「ハイウェイバスドットコム」で可能です。

 長野県大町市の扇沢は、立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口です。ここから、立山駅(富山県立山町)まで計37.2km、最大高低差1975mのルートを、トロリーバスやケーブルカー、ロープウェイ、バスなど6つの乗りものを乗り継いで移動します。途中では、黒部ダムや室堂、弥陀ヶ原など、変化に富んだ雄大な自然や景色が楽しめます。

 京王バス東とアルピコ交通は「見どころ満載の立山黒部アルペンルートへは、中央高速バス白馬線『扇沢系統』をぜひご利用ください」としています。

【画像】春の恒例「雪の大谷」

室堂付近で、除雪によってできる「雪の大谷」。壁の高さは20mにも迫る(画像:京王電鉄バス)。
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バス 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170321_keiobusougisawa_01.jpg
<![CDATA[大阪駅6番のりばでホームドア使用開始へ JR西日本]]> https://trafficnews.jp/?p=66775 2017-03-22T11:50:48+0000 2017-03-22T22:20:12+0000 JR大阪駅6番のりばで、ホームドアの使用が始まります。

延長は約140m

 JR西日本は2017年3月22日(水)、大阪駅6番のりば(JR神戸線尼崎方面)のホームドア(可動式ホーム柵)について、4月22日(土)から使用を開始すると発表しました。

ホームドア設置イメージ(画像:JR西日本)。

 駅ホームの安全性向上を目指し、大阪駅のJR神戸線ホームで、ホームドアの設置工事が進められてきました。今回導入されるタイプは、高さ約1.3m、開口部約2.9m、延長約140mのもので、扉が左右にスライドします。

 JR西日本は乗降10万人以上の14駅などに、いわゆる「ホームドア」を優先して設置する方針です。その対象は大阪のほか、京都、高槻、新大阪、三ノ宮、神戸、明石、姫路、京橋、鶴橋、天王寺、新今宮、岡山、広島駅で、また、ホームからの転落事故や列車との接触事故が多いという西明石駅も含まれます。

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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170322_jrwosaka6_01.jpg
<![CDATA[海自ヘリ空母「かが」就役 F-35Bは結局のところ搭載できるのか? その運用は?]]> https://trafficnews.jp/?p=66780 2017-03-22T13:00:41+0000 2017-03-22T21:20:33+0000 護衛艦「かが」が就役しました。結局のところ、「かが」や「いずも」といったヘリ空母にF-35Bは搭載できるのでしょうか。搭載できたとして、意味はあるのでしょうか。

護衛艦「かが」就役、海自4艦目のヘリ空母

 2017年3月22日(水)、海上自衛隊の新型護衛艦であるヘリ空母「かが」が就役し、同艦を建造したジャパンマリンユナイテッド磯子工場において式典が実施されました。「かが」はいずも型護衛艦の二番艦であり、海上自衛隊においては「いずも」およびひゅうが型の「ひゅうが」「いせ」に加えて4艦目のヘリ空母になります。

アメリカ海軍の強襲揚陸艦「ワスプ」から発艦するF-35B(画像:アメリカ海軍)。

 いずも型はひゅうが型に比べてはるかに大きく、また武装に充実したひゅうが型とは異なり個艦防御用には最小限の20mm機関砲と短射程ミサイルしか搭載しないことから、航空母艦としての航空機運用能力をより重視した護衛艦であるといえます。

 それゆえいずも型に対しては、アメリカ海兵隊において2015年に就役したばかりの最新鋭短距離離陸・垂直着陸戦闘機F-35B「ライトニングII」を艦載する能力について、かねてより議論があります。防衛省が公式の場でF-35Bの艦載について言及したことはありませんが、各種メディアなどではたびたびF-35B搭載論が登場します。

 結論から言うと、いずも型にF-35Bを搭載すること自体には何ら物理的な障害はなく、可能であると推測されます。戦闘機を運用する上で阻害となる飛行甲板に設置された20mm機関砲「ファランクス」の移転や、必須ではありませんが船首に勾配を設けた飛行甲板「スキージャンプ」を設けるなど、それほど大きくない改修のみで対応は可能とみられます。

可能であってもそれを実行しないワケ

 いずも型にF-35B戦闘機を搭載することは可能でしょう。ただ、それだけでは戦力として機能しないので、戦闘機以外にも緊急脱出したパイロットを救助するためのMCH-101やV-22といった救難捜索機または輸送ヘリ・ティルトローター機を3機から4機、さらにMCH-101ないしV-22を原型とした早期警戒管制機3機から4機、加えて既存のSH-60K哨戒ヘリが3機から4機必須であり、また可能ならばV-22空中給油機型が1機から2機欲しいところです。

 以上のように、少なく見積もっても戦闘機以外に十数機程度のヘリを搭載しなくてはならないので、いずも型で実際に運用可能なF-35Bは8機程度、ヘリを減らしても12機が限界となるでしょう。

早期警戒管制機は、海上自衛隊がすでに保有しているMCH-101ヘリコプターに対してタレス社製システムを搭載するだけで比較的安価に手に入る(画像:タレス)。

 ただしこれらはあくまでも物理的な話であり、日本の安全保障においてはいずも型でF-35Bを運用する合理的な理由はまったくありません。なぜならば本国から遠く離れた地に対して戦闘機を派遣する必要が無いからです。

 日本およびその周辺において戦闘機を運用する必要があるならば、陸上の飛行場を使えばこと足ります。たとえば那覇基地から約400km離れた尖閣諸島で有事になったとしても、超音速巡航が可能な通常離着陸型F-35Aならば片道20分で到着できます。

 さらに、海上自衛隊には戦闘機運用の基盤がありません。いずも型に対して8機ないし12機の戦闘機を搭載するならば、60年にわたる戦闘機運用の基盤がある航空自衛隊において、F-35Aを一個飛行隊(約20機)増強するか、KC-767やKC-46といった空中給油機を数機増やしたほうが、はるかにコストパフォーマンスに優れた選択であるといえるでしょう。

 以上はしかし、すべてを合理的に判断した場合の考察です。

合理的ではなくとも可能ならば実行しかねないワケ

「守るも攻めるもくろがねの 浮かべる城ぞ頼みなる」

『軍艦行進曲』でうたわれる「頼みなる城」とは、かつて巨大な戦艦でした。そしていま、城の役割は空母へと移り変わっています。城は純粋に要塞として機能するだけではなく、ときに国家の威信や象徴としても機能します。

 戦闘機を搭載する本格的な空母を導入し一国一城の主となることは、海上自衛隊ひいては日本政府にとって悲願であり、ペーパープランに限っても、古くは1950年代の海上自衛隊創設期にまでさかのぼることができます。また1970年代に入ると、イギリスにおいて実用化された画期的な垂直離着陸(VTOL)戦闘機、ホーカー・シドレー「ハリアー」と空母はセットで語られるようになります。

 これまでこうした計画はすべて潰えてきましたが、安全保障に限らず政府による政策のすべてが合理的であるとは限らないことを考えるならば、「いずも」「かが」という器を手にした日本が、F-35Bという酒を注ぎこむ未来は十分にあり得ると言えるのかもしれません。

【写真】「かが」の同型艦「いずも」

いずも型1番艦「いずも」は2015年3月25日就役(画像:海上自衛隊)。
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ミリタリー 関 賢太郎(航空軍事評論家) ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170322_kaga_01.jpg
<![CDATA[東急田園都市線、早朝に増発 大井町線急行は7両化で混雑緩和へ]]> https://trafficnews.jp/?p=66747 2017-03-22T07:39:31+0000 2017-03-22T07:39:31+0000 2017年4月21日、東急田園都市線、大井町線、世田谷線でダイヤ改正。また2017年度下期から大井町線の急行が7両化されます。

初電繰り上げも実施

 東急電鉄は2017年3月22日(水)、田園都市線、大井町線、世田谷線で4月21日(金)にダイヤ改正を行うと発表しました。

 田園都市線では、オフピーク通勤・通学の促進として、早朝に次の列車が増発されます。

●平日
・長津田発5時05分→渋谷着5時34分(急行)
・中央林間発5時30分→渋谷着6時09分(急行)
・渋谷発5時46分→中央林間着6時39分(各駅停車)
・渋谷発6時14分→長津田着6時45分(急行)
●土休日
・長津田発5時05分→渋谷着5時34分(急行)
・渋谷発5時48分→長津田着6時17分(急行)

 このほか田園都市線、世田谷線では一部の始発列車が1~5分ほど繰り上がるほか、大井町線でも一部列車の時刻が変更されます。

田園都市線でも使用されている5000系電車(2009年10月、恵 知仁撮影)。

 なお、今回のダイヤ改正内容が収録された冊子タイプの『東急線電車時刻表』が、4月14日(金)に発売されます。東急線の各駅(恩田、こどもの国は除く。世田谷線は三軒茶屋、上町、下高井戸のみ)で購入が可能。価格は400円(税込)です。

大井町線の急行は輸送力増強へ

 大井町線ではダイヤ改正のほか、輸送力の増強も計画されています。

 急行停車駅である大井町、旗の台、自由が丘では現在、ホーム延伸工事を実施中。6両で運転されている急行列車が、2017年度下期からは1両増えて7両編成になる予定です。

 大井町線の急行列車は2008(平成20)年3月から運転されていますが、混雑率が上昇。東急電鉄は、急行7両化により混雑が緩和され、より利用しやすくなるとしています。

【画像】新ダイヤを収録した『東急線電車時刻表』

2017年4月21日改正のダイヤを収録した『東急線電車時刻表』の表紙イメージ(画像:東急電鉄)。
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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170322_tokyudakai_01.jpg
<![CDATA[クレーンで吊り上げられ上陸? 入島時からアトラクションな、とある島の交通事情]]> https://trafficnews.jp/?p=66433 2017-03-22T17:20:40+0000 2017-03-22T07:11:55+0000 沖縄県のある島々では、人がゴンドラに入り、クレーンで吊り上げられて船から港へ上陸するというワイルドな方法が採られています。日本でここだけという方法は、なぜ生まれたのでしょうか。

断崖絶壁に囲まれた島に「上陸」するには

 沖縄県のある島々では、大きな箱のような搬器(ゴンドラ)に人を乗せ、その搬器ごとクレーンで吊り上げてフェリー甲板と港とのあいだを運ぶという、なんともワイルドな上陸あるいは乗船が行われています。

南大東島におけるフェリーからの「クレーン上陸」。天井のないゴンドラはおもに晴天時に使われる(画像:南大東村観光協会)。

 そこは沖縄本島から約350km東に海を隔てた南大東島(沖縄県南大東村)、そしてそこから約10km北に浮かぶ北大東島(同・北大東村)です。

 沖縄本島と両島を結ぶフェリーを運航する大東海運(同・那覇市)の担当者も、「日本でも両島だけ」というこの上陸/乗船方法は、なぜ生まれたのでしょうか。大東海運に聞きました。

――船からクレーンで上陸というのは、具体的にどうやっているのですか。

 岸壁から5mくらいの海上に船を係留し、港のクレーンを操作して、人が乗るゴンドラを運びます。ゴンドラには天井のないタイプと、天井がついたタイプの2種類があります。まず旅客を下ろしたのち、手荷物や郵便、コンテナ、車両などを、すべてクレーンで吊り上げて荷役します。

――なぜそのようなことをしているのですか?

 南北両島とも断崖絶壁に囲まれ、フェリーが接岸できる船着き場がないためです。各島にみっつずつある港すべてで同様です。かつては人が海に飛び込み、船まではしけ(小舟)を渡していましたが、危険なためクレーンで荷役するようになりました。

漁船はどうやって沖に出る?

――漁船など、ほかの船はどうしているのですか?

 漁船は係留していません。漁に出る際は、クレーンで吊り上げて海上へと下ろします。近年になって南北両島に漁船が接岸可能な漁港が整備されましたが、そこでも基本的に係留はせず、クレーンを利用しています。なお、当社船のような大型船は漁港に入れません。

漁船もクレーンで吊り上げて漁に出る(画像:南大東村観光協会)。

――運航スケジュールについて教えてください。

 那覇港と南北大東島のあいだを1航海4日かけて往復しますので、各港を出航するのはおよそ5日に1回の頻度です。那覇港からは17時に出航し、翌朝8時に南北どちらかの島に到着します。その入港順は通常、南北で平等になるよう交互に変え、先に着いた島で1時間以内に荷役を終えて出港し、次の島に向かいます。ただ、海域はしけやすいうえ、南北大東島周辺は「台風銀座」であることもあり、出港できない日が2週間ほど続くこともあります。

※ ※ ※

 大東海運におけるクレーン乗下船の背景には、担当者いわく「劣悪な港湾事情」がありました。南北の島で入港の順番を交互に入れ替えているのも、波が高く船が横揺れするため、荷役のあいだに船内で待っている人にかかる負担を平等にするためだといいます。担当者は「クレーン以外に効率的かつ安全な荷役方法があれば教えてほしい」と話しています。

【地図】南大東島、北大東島の位置

沖縄本島の東およそ350kmに浮かぶ。両島とも島の西側にある港がおもに使われるが、波の状況に応じて寄港地が変わる(国土地理院の地図を加工)。
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特集ニュース 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170315_daitojima_01.jpg
<![CDATA[根室本線の代行バス、区間を東鹿越~新得間に延長 JR北海道]]> https://trafficnews.jp/?p=66743 2017-03-22T06:22:32+0000 2017-03-22T06:22:32+0000 2016年8月の台風災害により根室本線の東鹿越~落合間でバス代行輸送が行われていますが、この区間が東鹿越~新得間に延長されます。

3月28日から変更

 JR北海道は2017年3月22日(水)、根室本線の東鹿越~落合間で実施しているバス代行輸送の区間を、鉄道の不通区間と同じ東鹿越~新得間に延長すると発表しました。

 現在は鉄道が不通になっている東鹿越~新得間41.5kmのうち、東鹿越~落合間で下り4便、上り6便のバスが運転されています。しかし落合~新得間は、バス代行輸送がない状況が続いていました。

土砂が線路内に流入した根室本線の第4落合トンネル入口付近。写真は2016年10月発表(画像:JR北海道)。

 東鹿越~新得間のバスは3月28日(火)から当分のあいだ運転されます。時刻は次のとおりです。

●下り東鹿越発(4本)
・8時09分、12時05分、17時36分、19時55分
・幾寅まで8分、落合まで20分、新得まで60~62分

●上り新得発(5本)
・7時52分、10時49分、13時58分、16時20分、18時38分
・落合まで45~50分、幾寅まで55~60分、東鹿越まで65~70分
・このほか、落合発6時08分の1便あり。

 バスはいずれも、東鹿越駅で滝川、富良野発着の列車と接続します。

 東鹿越~新得間は、2016年8月の台風災害により土砂流入や法面崩壊、道床流出などが複数箇所で発生。復旧工事の着手は早くても2017年春以降とされており、今のところ、運転再開のめどは立っていません。

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バス 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170322_jrhbus_01.jpg
<![CDATA[JR九州、豊肥本線の復旧工事に着手へ 熊本地震などで肥後大津~阿蘇間が今も不通]]> https://trafficnews.jp/?p=66728 2017-03-22T05:17:03+0000 2017-03-22T02:30:49+0000 JR九州が2017年4月から、熊本地震などで不通になっている豊肥本線・肥後大津~阿蘇間の復旧工事に着手します。

先行的な復旧工事区間も設定

 JR九州は2017年3月21日(火)、豊肥本線・肥後大津~阿蘇間の復旧工事に着手すると発表しました。

 熊本駅と大分駅を結ぶ豊肥本線では、2016年4月に発生した熊本地震や同年6月の豪雨により線路設備に大きな被害が生じました。特に肥後大津~阿蘇間では、斜面崩壊、落石、橋や駅舎の損傷などの被害が確認されており、現在もこの区間では、バスによる代行輸送が行われています。

JR豊肥本線の被害状況。左上から時計回りに立野駅ホームの損傷、立野~赤水間の落石、市ノ川~内牧間の橋台損傷、赤水駅構内の軌道変状(画像:JR九州)。

 阿蘇大橋地区(立野~赤水間)で発生した大規模な斜面崩壊の現場では、国直轄砂防災害関連緊急事業、熊本県実施の砂防事業・治山事業により災害復旧が進められており、JR九州も鉄道の効率的な復旧に向けた調査などを実施中です。

 今年4月にはJR九州が肥後大津駅そば(熊本県大津町)に「豊肥本線復旧事務所」を開設。肥後大津~立野間で先行的な復旧工事に着手します。また、このほかの区間についても、復旧に向けて一体的な工事を行う予定です。

 運転再開の具体的な時期は発表されていませんが、JR九州は「被災状況、斜面対策工事の状況、地域の復興へ向けた取組みを考慮しながら、早期復旧に向けた現地の状況に応じた正確かつ迅速な対応を図ります」としています。

【画像】現在の豊肥本線運行状況と復旧工事区間

現在の豊肥本線運行状況。不通区間のうち、肥後大津~立野間は先行的な復旧工事が行われる(画像:JR九州)。
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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170322_jrqhouhi_01.jpg
<![CDATA[門司港駅が大正創建当時の姿に 2019年に駅全体使用開始へ JR九州]]> https://trafficnews.jp/?p=66701 2017-03-21T11:48:50+0000 2017-03-22T02:10:20+0000 保存・修理工事が進められているJR門司港駅が、大正時代に建てられた当時の姿によみがえります。

国の重要文化財である門司港駅の駅舎

 JR九州は2017年3月21日(火)、保存・修理工事を進めている門司港駅(北九州市門司区)の駅舎復原方針と今後の日程を発表しました。

 門司港駅は九州における鉄道の玄関口として、1891(明治24)年に「門司」駅として開業。1914(大正3)年に移転し、このときから現在の駅舎が使われています。1942(昭和17)年、関門海峡をくぐる関門トンネルの開通にあわせ、「門司港」駅に改称。1988(昭和63)年には鉄道駅として初めて、駅舎が国の重要文化財に指定されました。

復原後の駅舎イメージ(画像:JR九州)。

 駅舎の工事は2012年に着手され、以降、解体調査・工事が進められてきました。復原方針としては、創建(1914年)当時の姿に戻すことが基本とされます。ただし駅舎正面の時計(1918年設置)や西側の通路上家(1931年増築)などについては、その歴史的価値を尊重しそのまま残されます。修理後の駅舎は、これまでと同様、駅として使われます。

今後の工事スケジュールは

 工事完了は2017年度末の予定でしたが、耐震補強工事などにより繰り下げに。2018年秋ごろをめどに、現在、駅舎を覆っている素屋根の解体を終えるとともに、仮駅で営業している駅機能のみが新駅舎1階に移ります。

 そして2019年春ごろをめどに、2階部分を含めた駅全体の使用を開始。同年度に全体工事が完了する計画です。

 新駅舎開業に向けたイベントなどについては、今後、JR九州と北九州市で協議され、決まり次第、別途、告知されます。

【写真】駅舎の今昔

上が1914年ごろ(完成当初)、下が修理工事着手前の駅舎。正面大庇は1929年に設置された(画像:JR九州)。
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<![CDATA[都電荒川線の停留場ふたつに副名称を設定 3月26日使用開始]]> https://trafficnews.jp/?p=66691 2017-03-21T12:40:34+0000 2017-03-22T01:40:24+0000 都電荒川線の熊野前停留場と荒川二丁目停留場に副名称が設定されます。

沿線の学校、施設が副名称に

 東京都交通局と首都大学東京、荒川区は2017年3月21日(火)、都電荒川線の停留場に副名称を設定すると発表しました。

 熊野前停留場(東京都荒川区)には「首都大学東京荒川キャンパス前」、荒川二丁目停留場(同)には「ゆいの森あらかわ前」の副名称が、3月26日(日)からそれぞれ設定されます。

副名称が入った停留場名の表示イメージ(画像:東京都交通局)。

 首都大学東京荒川キャンパスは熊野停留場から徒歩3分。看護学科、理学療法学科、作業療法学科、放射線学科、人間健康科学研究科を擁する医療系の学部や大学院があります。

「ゆいの森あらかわ」は荒川二丁目停留場から徒歩1分。荒川区の中央図書館や「吉村昭記念文学館」「ゆいの森子どもひろば」が一体となった、新しい複合施設です。副名称設定と同日の3月26日(日)に開館します。

 ちなみに、荒川線ですでに副名称が付いている停留場も。東池袋四丁目停留場(東京都豊島区)は「サンシャイン前」、荒川一中前停留場(同・荒川区)は「ジョイフル三ノ輪前」です。

【路線図】熊野前停留場と荒川二丁目停留場の位置

2017年3月26日、熊野前停留場と荒川二丁目停留場に副名称が設定される(画像:東京都交通局)。
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<![CDATA[新宿の「ゴジラバス」が一部リニューアル 『シン・ゴジラ』BD・DVD発売にあわせ]]> https://trafficnews.jp/?p=66718 2017-03-21T12:32:35+0000 2017-03-21T22:20:20+0000 新宿を循環する「ゴジラバス」が、『シン・ゴジラ』のBD・DVD発売にあわせ、一部リニューアルしました。

床面や座席デザインが変化

 京王バス東は2017年3月21日(火)、新宿の東西を循環する路線バス「新宿WEバス」で運行しているラッピングバス「ゴジラバス」を、一部リニューアルしたと発表しました。

「ゴジラバス」の車内床面に新たに加わったゴジラの足跡(画像:京王電鉄バス)。

 映画『シン・ゴジラ』の公開にあわせ、2016年7月から運行されているこの「ゴジラバス」では、降車バスを押したときやバス停案内放送の一部でゴジラの咆哮が流れます。また、ショーケースにはゴジラのフィギュアが展示されています。

 今回は『シン・ゴジラ』のBD、DVD発売にあわせ、車内を一部リニューアル。床面にゴジラの足跡が追加されたほか、座席はゴジラやモスラなどの絵がデザインされました。

ゴジラやモスラなどの絵がデザインされた座席(画像:京王電鉄バス)。

「新宿WEバス」は2009(平成21)年9月から運行を開始。「歌舞伎町ルート」は新宿駅西口~歌舞伎町~ホテルグレイスリー新宿~新宿駅西口~西参道~新宿駅西口を、「朝・夜ルート」は新宿駅西口~西参道~新宿駅西口を走っています。また、「ゴジラバス」は走りませんが「新宿御苑・西新宿循環ルート」などの系統も運営されています。運賃は現金、ICカードともに100円です。

【画像】「ゴジラバス」の外観とオリジナル仕様の降車ブザー

「ゴジラバス」と降車ブザーのイメージ。ブザーは「お降りの方はこの足あとを押してください」と書かれたオリジナル仕様(画像:京王電鉄バス)。
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バス 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170321_keiobusgodzilla_01.jpg
<![CDATA[長野新幹線開業に貢献 E2系「あさま」車両、2017年3月で引退 碓氷峠、境界を克服]]> https://trafficnews.jp/?p=66706 2017-03-21T21:38:17+0000 2017-03-21T21:20:11+0000 長野新幹線が持つ課題を克服し、その開業に貢献、オリンピック輸送などに活躍したE2系「あさま」車両が2017年3月、すべて引退することになりました。最終日は3本の列車が運転される予定です。

北陸新幹線、20周年を目前に

 JR東日本が今年2017年、同社の新幹線各路線が開業35周年(東北・上越)や25周年(山形)を迎えることから、「新幹線YEAR2017」キャンペーンを実施します。

 そうした記念の年、まもなくの3月31日(金)をもって、新しい道を切り開いたJR東日本の新幹線車両が引退します。長野新幹線「あさま」用のE2系です。

赤い帯をまいた長野新幹線のE2系電車。「あさま」の列車愛称は、車窓に見える浅間山に由来(2011年11月、恵 知仁撮影)。

「長野新幹線」は、北陸新幹線が高崎~長野間のみだった時代の呼称ですが、E2系はその北陸新幹線が「長野新幹線」と呼ばれていた時代の代表的車両であること、2015年3月に長野~金沢間が延伸開業して、長野新幹線が正式名称である「北陸新幹線」と呼ばれるようになっても、引き続きE2系の営業は東京~高崎~長野間の「長野新幹線区間」であることから、分かりやすさを考え、ここでは「長野新幹線『あさま』用のE2系」とします。

 長野新幹線は、1998(平成10)年2月の「長野オリンピック」開催に合わせ、前年の1997(平成9)年10月1日に開業。そのときから走り続けてきた、オリンピックはもちろん行楽や出張、通勤、通学といった多くの利用者を運んできた長野新幹線「あさま」用のE2系が20年目の2017年、厳密には半年後に20周年を迎える前の2017年3月31日(金)、営業運転を終了するのです。

 このE2系は、JR東日本の新幹線次世代標準車両として1995(平成7)年より製造されたもので、長野新幹線で想定される“課題”を克服して登場。1997(平成9)年の長野新幹線開業に貢献しました。

E2系が克服した長野新幹線ふたつの課題

 日本は東日本が50Hz、西日本が60Hzと、電気(商用電源)の周波数が東西で異なります。長野新幹線はその“境界”をまたぐため、地域で異なる電気にどう対応するかがひとつのポイントでした。

 E2系は営業用の新幹線車両で初めて、50Hzと60Hzの両方に対応。この“課題”をクリアしました。後継車両のE7/W7系も、同様に両周波数対応です。

 なお東海道新幹線も“境界”をまたぎますが、こちらは沿線に周波数変換変電所を設け、東京駅まで60Hzの電気を供給する方式。1964(昭和39)年の東海道新幹線開業当時、車両側で両方の周波数に対応させる仕組みは、機器の重量が大きくなることなどから採用されませんでした。

在来線時代、列車は補助機関車(EF63)の力を借りて、急勾配の碓氷峠を越えていた。写真は保存車両(2005年12月、恵 知仁撮影)。

 E2系が克服したもうひとつの大きなポイントは「勾配」です。長野新幹線は古くからの難所「碓氷峠」のある高崎~軽井沢間で、30パーミル(1000mで30mの高低差)という急な坂道がおよそ30kmも連続。特に、この長く急な坂を“安全に下る”能力が必要でした。

 そこでE2系は「抑速回生ブレーキ」という、摩擦力で車輪の回転を抑えるのではなく、車輪につながるモーターを発電機として使い、そのときの回転抵抗をブレーキ力にすることで、長い坂でも安全に速度を抑えて下れる機能を搭載。“難所”における安全性を確保しました。ちなみに抑速回生ブレーキを使用中、モーターで生み出された電気は架線に戻され、別の列車が活用。省エネにもつながっています。

 E2系は、長野新幹線が開業にあたり克服する必要があった「周波数」と「勾配」という課題をクリアし、文字通り長野に「新幹線」という新しい道を切り開いた車両なのです。

E2系「あさま」最後の運転ダイヤは? ピンク色のE2系は今後も走行

 ただ今回、すべてのE2系が引退するわけではありません。E2系には現在、側面の帯が赤色で8両編成の「N編成」と、ピンク色で10両編成の「J編成」という2種類があり、このたび引退するのは長野新幹線用の編成である「N編成」です。上越新幹線や東北新幹線では、引き続き「J編成」が走行します。また「J編成」のなかには、先述した周波数切り替えなどに対応しない車両もあります。

帯の色がピンク色のE2系J編成(2011年11月、恵 知仁撮影)。

 長野新幹線の開業に貢献し、東京~長野間の所要時間を約3時間から最短79分(当時)に短縮したE2系N編成、その最後日の運転は以下の列車です。いずれも普通車指定席、自由席、グリーン車指定席があります。

●2017年3月31日(金)
「あさま656号」長野16:45→東京18:32
「あさま658号」長野17:42→東京19:32
「あさま655号」東京21:48→長野23:33

 なお3月25日(土)、JR東日本により「ありがとうE2系あさま」ツアーが実施されますが、JR東日本長野支社によると、600人の募集で2月6日に発売したところ、2月16日に完売したそうです。

 またE2系N編成「あさま」車両の引退により、4月1日(土)より北陸新幹線の列車はすべてE7/W7系での運転になります。

【写真】かつて存在した「長野行新幹線」

長野新幹線は正式名称「北陸新幹線」だが、開業当初、「北陸まで行かないのに」と問題になり、「長野行新幹線」と呼ばれたこともあった(2011年7月、恵 知仁撮影)。
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特集ニュース 恵 知仁(鉄道ライター) ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170321_e2_01.jpg
<![CDATA[「花見に縁のある駅を桜で埋めつくす」好評の交通広告、全国展開へ そのねらいとは?]]> https://trafficnews.jp/?p=66661 2017-03-21T08:36:59+0000 2017-03-21T08:36:59+0000 「駅を桜で埋め尽くす」という交通広告が高評価を受け、今年、全国へ展開されます。どんなねらいで生まれ、なにが評価されたのでしょうか。駅や鉄道車両が持っているメディアとしてのポテンシャルは高いといいます。

全国10エリアで展開

 お花見シーズンを迎え、吉祥寺駅(東京都武蔵野市)や上野駅(東京都台東区)、京阪京橋駅(大阪市都島区)、地下鉄東山線名古屋駅(名古屋市中村区)、西鉄福岡(天神)駅(福岡市中央区)といった全国各地のターミナル駅や商業施設で、2017年3月18日(土)より順次、壁面や柱、天井、床などを桜で埋め尽くすラッピング広告が実施されます。

JR吉祥寺駅で2017年3月20日から展開されている桜色のラッピング広告(画像:メトロ アド エージェンシー)。

 アサヒビールが「アサヒスーパードライ」の発売30周年企画として行うものですが、元々は2015年3月に、東京メトロ銀座線の上野駅で行われたのが始まり。JAA広告賞「消費者が選んだ広告コンクール」で屋外・交通広告部門の最高賞を受賞するなど高い評価を受けた広告手法で、お花見の時期に合わせた「場と機会の創出」を目指し、より多くの人々に桜の開花到来を伝えるとともに、春ならではの「飲用の場」である「お花見」を楽しんでもらう雰囲気づくりのため今回、全国に展開するそうです。

 近年、消費者は日々、多種多様な情報へ触れ、「情報に慣れきっている」といわれます。そうしたなか、いかに付加価値のある情報を消費者へ伝えていくかが、企業の情報発信担当者には求められているそうで、この交通広告を手がけるアサヒビール マーケティング本部の花田真志さんは、「付加価値のある情報を、お客さまに自然な形でお届けできるかどうかは、『情緒性』『人の共感』『社会性』『季節性』『地域性』『インパクト』の担保が重要なポイントになる」と話します。

駅や鉄道車両はマスメディア以上の潜在力?

 アサヒビールの花田さんは、駅や鉄道車両が持っている「メディア」としてのポテンシャルの高さを感じているそうです。

「たとえば、東京メトロ銀座線上野駅の乗降客は1日10万人以上。通勤客のみならず、近年では世界中から訪れた観光客にも接触できる立派なメディアです。そのほかの駅も、場所によって違った特性を持つことから、お客さまとの多種多様なコミュニケーションに使えます」(アサヒビール マーケティング本部 花田真志さん)

 また企画・制作を担当したメトロ アド エージェンシーの井上達也さんは、「駅メディアは、お客さまが何気なく日常で接触する機会であり、マスメディア以上の潜在力を持っているのではないでしょうか。それを生かすために、そこで触れるお客さまに寄り添った広告手法が重要」と話します。

京阪京橋駅で2017年3月18日から展開されている桜色のラッピング広告(画像:メトロ アド エージェンシー)。

 ただ実際に交通広告を展開するとなると予算や時間、技術や法的規制など、さまざまな制約があるそうです。どのような知恵が絞られているか考えながら鉄道を利用し、駅を歩くのも面白いかもしれません。

【リスト】桜色で染められる全国の駅、商業施設

全国10エリアで春限定「アサヒスーパードライスペシャルパッケージ」の広告が展開され、駅や商業施設が桜色になる(乗りものニュース編集部作成)。
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特集ニュース 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170316_sakura_01.jpg
<![CDATA[「自動改札付きブックオフ」なぜ誕生? 駅前すぎ!?]]> https://trafficnews.jp/?p=66519 2017-03-21T07:23:04+0000 2017-03-21T07:22:52+0000 ブックオフの店舗が駅前にあるのは珍しくありませんが、なかには「駅前」どころか、「改札直結ブックオフ」という、とても変わった店舗も存在します。「改札抜けたらブックオフ」はなぜ誕生したのでしょうか。

入店すると「駅から出た」ことに

 中古の書籍などを扱っている「ブックオフ」。全国に800店以上が存在し、駅の近くにある場合も特に珍しくないですが、JR大阪環状線の鶴橋駅(大阪市天王寺区)にある店舗は「駅前」どころではありません。なんと「改札口直結」。改札を抜けたらブックオフ、です。

JR鶴橋駅にある改札口直結のブックオフ(画像:ブックレット)。

 その名もズバリの「ブックオフ ジェイアール鶴橋駅店」は、なぜ誕生したのでしょうか。店長さんに聞いてみました。

――入口に駅改札口があるということは、店のなかを経由して駅の外と中を移動できるのでしょうか?

 はい。店舗の出入口は、駅の中へつながった自動改札機があるもののほか、駅の外につながるものもあります。ただ、たとえば中央改札から駅の構内に入場して、当店に設置された改札口から店内に入ると、駅から出場したことになり、きっぷはそこで回収されてしまいます。

改札口はいつから?

――なぜこのような「改札直結ブックオフ」が誕生したのでしょうか?

 JR鶴橋駅2階の当店がある部分はもともと、小さな店舗が軒を連ねた「鶴橋駅デパート」という商店街のようなものでした。当店は、デパートだった部分全体を使って入居している形です。

――自動改札機は自前で設置したのでしょうか?

「鶴橋駅デパート」の時代から設置されているものです。

――「ブックオフ口(ぐち)」といった出口の名前があるのでしょうか?

 改札口としての正式な名称はありません。

――この構造、お客さんの反応はどうでしょうか? 集客アップにつながっていますか?

 初めて来た方にはよくびっくりされます。改札機がついている店舗自体珍しいと思いますが、「しかもブックオフで」と(笑)。当店の改札から店内に入って来られる方は、定期券を持っているなど、駅のことをよくご存じの方が多いですが、やはり珍しいのか、中央改札などから駅構内に入り、わざわざ当店の改札から駅の外へ出る方もいます。

※ ※ ※

 なお、ブックオフ店内に券売機はなく、改札口付近に乗り越し精算機もありません。きっぷの運賃やICカードの残高が不足している場合は、改札口からの入店はできないのでご注意を。

【地図】改札直結ブックオフの位置

JR鶴橋駅ホームの下、2階部分に位置する「改札直結ブックオフ」(国土地理院の地図を加工)。
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特集ニュース 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170317_bookoff_01.jpg
<![CDATA[「PASMO」サービス開始10周年 限定キャラ「ミニロボット」10種類登場]]> https://trafficnews.jp/?p=66654 2017-03-21T06:08:40+0000 2017-03-21T06:08:40+0000 交通系ICカード「PASMO」がサービスを開始して10周年を迎えた2017年3月18日、10周年限定キャラクター「PASMOのミニロボット」のお披露目イベントが開催されました。

色や表情が10種類

 2017年3月18日(土)、「PASMOのミニロボット」のお披露目イベントが東京都内で開かれました。

 交通系ICカード「PASMO」は2007(平成19)年3月18日にサービスを開始しました。このとき同時に「Suica」との相互利用も開始。2013年には全国10種類の交通系ICカードとの相互利用サービスも始まっています。カードの発行枚数は約3252万枚(2017年1月現在)です。

「新宿PePe広場」で開かれた「PASMOのミニロボット」のお披露目イベント。ミニロボットの「あか」は仲間内のリーダー役で、旅行が大好きという(画像:PASMO協議会)。

 今回のイベントは小田急電鉄の新宿駅構内と、西武新宿駅前の「新宿PePe広場」で開かれました。開催日の3月18日に「PASMO」がサービス開始10周年を迎えることを記念し、10周年限定キャラクター「PASMOのミニロボット」10種類のうち、赤色の1体が登場。従来のピンク色をした「PASMOのロボット」とともに、「PASMO」10周年をPRしました。

【画像】色も表情も10種類「PASMOのミニロボット」

色も表情もさまざまな、10種類の「PASMOのミニロボット」(画像:PASMO協議会)。
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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170321_pasmo10_01.jpg
<![CDATA[「ビール電車」今年も運行 大師線を2往復 申し込みは先着順 京急]]> https://trafficnews.jp/?p=66639 2017-03-21T02:38:59+0000 2017-03-21T02:38:59+0000 京急電鉄が「ビール電車」を今年も運行。6月10日の昼と夜に、2本が大師線を走ります。

「昼」と「夜」の2本運行

 京急電鉄と京急ストア、キリンビール横浜支社は2017年3月17日(金)、タイアップ企画として、「KIRIN×KEIKYU 横浜づくりビール電車」を6月10日(土)に運行すると発表しました。

 京急電鉄とキリンはこれまで数多くのタイアップイベントを実施。昨年10月の「京急×キリンビール横浜工場 90周年記念ビール電車」は、即時完売だったといいます。

2016年10月に運行された「京急×キリンビール横浜工場 90周年記念ビール電車」(2016年10月、中島洋平撮影)。

 今回は「昼ビール電車」と「夜ビール電車」の2本を運行。京急川崎駅(川崎市川崎区)に、「昼」は正午、「夜」は17時30分に集合し、それぞれ、大師線(京急川崎~小島新田)を2往復します。使用車両は、オリジナルヘッドマークを掲出した1500形電車4両です。

一般申し込みは先着順 並行して招待キャンペーンも

 車内では、ビール「一番搾り横浜づくり」飲み放題、京急沿線の特産品などを使用した京急ストアによるオリジナル弁当、三崎「くろば亭」オリジナルまぐろ珍味を提供。また、イベントも予定されています。

 定員は、キャンペーン招待が「昼」40人、一般募集が「昼」40人と「夜」80人です。

 キャンペーン招待は、「京急ストア×キリンビール共同企画 横浜づくりビール電車が当たるキャンペーン」で行われます。4月16日(日)までの期間中に京急ストアでキリンビール商品を600円(税込)以上購入し、応募はがきにレシートを添付して応募すると、抽選で20組40人が「昼ビール電車」に招待されるというものです。

 一般募集は、対象が20歳以上。参加費は1人5000円(税込)です。申し込み受付は先着順で、5月8日(月)午前10時から、京急電鉄ウェブサイトで開始されます。定員に達し次第終了です。

【画像】ビールと電車が組み合わさったロゴ

ビールと電車が組み合わさった「KIRIN×KEIKYU 横浜づくりビール電車」のロゴ(画像:京急電鉄)。
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<![CDATA[列車接近メロディに校歌を初採用 京王]]> https://trafficnews.jp/?p=66538 2017-03-21T01:36:10+0000 2017-03-21T02:10:24+0000 京王電鉄の明大前駅で、列車接近メロディに校歌が採用されます。

明治大学和泉キャンパスの最寄り駅、明大前駅

 京王電鉄は2017年3月17日(金)、明治大学と明大前商店街振興組合、世田谷区と共同で、3月25日(土)始発から、明大前駅(東京都世田谷区)の京王線ホームで流す列車接近メロディに明治大学の校歌を導入すると発表しました。

 明大前駅は、1913(大正2)年に「火薬庫前」駅として開業。1917(大正6)年に「松原」駅に改称され、1935(昭和10)年に明治大学予科(当時)が駿河台キャンパスから和泉キャンパスに移転してきたことを機に「明大前」駅に改称されました。

 現在は、主に明治大学文系学部の1、2年生が通う「明治大学和泉キャンパス」の最寄り駅として、多くの大学関係者が利用しています。

京王線と井の頭線が交差する明大前駅(画像:photolibrary)。

 京王線ホームに導入される列車接近メロディは、1番線と2番線とで異なるものが使われます。列車が到着する際に流れる案内放送の前段に、5秒程度のメロディが流されます。

 なお、京王電鉄の駅において、列車接近メロディに校歌が導入されるのは初めてということです。

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<![CDATA[都電荒川線の愛称が「東京○○トラム」に ○○部分は意見募集中]]> https://trafficnews.jp/?p=66527 2017-03-21T01:36:56+0000 2017-03-21T01:50:34+0000 東京都交通局が、都電荒川線に付ける愛称「東京○○トラム」の○○に入る言葉の候補について、意見を募っています。

候補の言葉は8つ

 東京都交通局が、都電荒川線に付ける愛称について意見を募集しています。

「都電荒川線の魅力を国内外に積極的にアピールし、さらなる利用者の誘致、沿線地域の活性化に寄与していくため、外国人を含む観光客の方にも親しみやすい愛称を付けることとしました」とのこと。

 愛称は路面電車を意味するトラム(tram)を入れた「東京○○トラム(Tokyo __ Tram)」とされ、「○○(__)」には、都電や沿線をイメージできるような、次の言葉8つが検討されています。

(1) ローズ(Rose)
(2) さくら(Sakura)
(3) フラワー(Flower)
(4) ブルーム(Bloom)
(5) クラシック(Classic)
(6) レトロ(Retro)
(7) ノスタルジック(Nostalgic)
(8) レガシー(Legacy)

都電荒川線には沿線にバラが植えられている区間もある(画像:photolibrary)。

 今回はこの言葉についての意見が募集されています。意見応募の受付は荒川電車営業所、大塚駅前停留場の定期券発売所、王子駅前停留場、都営地下鉄各駅の駅長事務室(一部駅を除く)などに設置された応募箱や、専用はがき、特設サイトで実施中。締め切りは4月7日(金)です(郵送の場合、当日消印有効)。

 応募した人のなかから抽選で、100人に都電荒川線シートモケットクッションが、300人に都電1日乗車券(400円相当)が贈呈されるほか、採用された愛称を選んだ人には「愛称決定記念グッズ」が贈られます。

 決定した愛称は4月下旬に発表される予定です。

【画像】都電マスコットキャラの名前は「とあらん」

都電マスコットキャラクター「とあらん」が呼び掛けている愛称意見募集のチラシ(画像:東京都交通局)。
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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170317_todenaisyo_01.jpg
<![CDATA[痴漢冤罪防止アプリ、なぜできた? 電車で怖い思いをするのは女性だけじゃない]]> https://trafficnews.jp/?p=66515 2017-03-20T09:36:55+0000 2017-03-20T22:20:00+0000 混雑した電車内で痴漢に間違われた際、「やっていない」ことを立証するのは難しいといわれます。そこで、「痴漢冤罪」を防止するというスマートフォンアプリが登場しました。どのようなものなのでしょう。

目の前で起こった痴漢事件 そのとき…

 電車内での痴漢行為は犯罪です。鉄道各社も連携して駅ポスターなどを通じ、痴漢犯罪の防止に努めています。

 一方で、痴漢に間違われる事象も発生しています。この「痴漢冤罪」を防止すべく、DOJASS BROTHERS(東京都江戸川区)はスマートフォンアプリ「痴漢冤罪防止ナビ」を開発し、2017年3月にリリースしました。どのようなアプリなのか、同社に話を聞きました。

「痴漢冤罪防止ナビ」のイメージ画像(画像:DOJASS BROTHES)。

――アプリの内容は?

 まず「状況を記録するための動画撮影」、次に「間違いを主張する」といったように、痴漢に間違われた場合に自分がとるべき行動を、弁護士のアドバイスに基づき順にナビゲートしていくものです。事実を残し、取り調べなどの際に公平に判断してもらうことが目的です。

――なぜこのアプリをつくろうと思ったのでしょうか。

 電車に乗っていたとき、自分の目の前で痴漢事件が起こったことがきっかけです。女性は泣き崩れ、男性はひと言も発せられず茫然としていました。それが冤罪だったかどうかはわかりませんが、もしかしたら自分が疑われていたかもしれないと思うと、非常に怖いと感じました。

――冤罪を晴らすのは難しいのでしょうか。

 一般的には難しいといわれています。テレビやインターネットでも、痴漢に間違われたときにどうしたらいいかというアドバイスは多数紹介されていますが、いざその状況に出くわしたら、適切に対応できるでしょうか。そこで、有効な手段を効率的にナビゲートしてくれるアプリをつくりました。

――反響はいかがですか。

 リリース前からさまざまなメディアで紹介されましたが、ダウンロード数はもう少しというところです。まだまだ知られていないと感じています。

※ ※ ※

 アプリの制作背景には、痴漢事件で怖い思いをするのはその場に居合わせた男性も同様、という思いがあるといいます。なお、「痴漢冤罪防止ナビ」はAndroid4.1以上対応で、iOS版はありません。

【画像】「痴漢冤罪防止ナビ」の内容

痴漢に間違われた際の対処法を、順を追ってナビゲートする(画像:DOJASS BROTHERS)。
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特集ニュース 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170317_chikanenzai_01.jpg
<![CDATA[日産を変えたカルロス・ゴーン氏、CEO退任までの18年間の功罪]]> https://trafficnews.jp/?p=66236 2017-03-20T21:37:49+0000 2017-03-20T21:20:38+0000 ゴーン氏が日産CEOを退任しました。経営危機に陥っていた日産はこの18年間でどのように息を吹き返し、そしてどう変化したのでしょうか。

カルロス・ゴーン氏、日産CEOを退任

 2017年2月23日(木)、日産は同社CEOがカルロス・ゴーン氏から西川廣人氏に変わることを発表しました。ゴーン氏は引退ではなく、ルノー・日産・三菱自動車のアライアンス全体を率いることに。つまり、階段をさらに一歩上に上がったのです。

2014年6月、日産自動車の第115回定時株主総会に臨むカルロス・ゴーン氏(画像:日産自動車)。

 そんなゴーン氏の率いる、ルノー・日産・三菱自動車のアライアンスにおける2016年の自動車販売数は約996万台でした。気がつけば、業界トップ2のフォルクスワーゲン(1031万台)とトヨタ(1017万台)に、あと少しで手が届くところまできています。カルロス・ゴーン氏が日産にやってきた1999(平成11)年のころを考えれば、なんという違いでしょう。当時の日産は、まさに倒産寸前だったのです。

 ゴーン氏がやってくる直前の日産の「1998年の実績(見込み)と1999年の計画」には、当時の日産は年間約280万台を生産し、そのうち約100万台を日本国内で販売していることが記されています。しかし、1998(平成10)年の生産は前年比マイナス8.6%、国内販売はマイナス13%という非常に厳しい状況です。国内シェアは約20%。かつてはトヨタと覇を争っていた日産ですが、90年代は日産にとって没落の時代となっていたのです。

わずか1年でのV字回復、ゴーン氏はなにをなしたか

 ゴーン氏が日産にやってきた半年後の1999(平成11)年10月に、「日産リバイバル・プラン」が発表されます。1兆円のコスト削減や工場閉鎖など、文字通りにリストラの嵐。当時、ゴーン氏が「コストカッター」と呼ばれたのも無理のない内容でした。

 ただ、いま資料を読めば、プラットフォームが24もあったり、工場稼働率がわずかに53%だったりと、経営危機も仕方ないと思わせるような効率の悪さです。ちなみに、1999年のルノー・日産アライアンスの年間生産台数は480万台でした。

 そしてゴーン氏は辣腕をふるい、2000(平成12)年度の決算で、日産はいきなり過去最高の3311億円の利益を叩き出したのです。わずか1年でのV字回復には、誰もが驚きました。

日産「ジューク」は2010年6月9日、日本国内販売開始(画像:日産自動車)。

 それから日産は、プラットフォームの整理をどしどしと進めます。「サニー」や「パルサー」「プリメーラ」「ステージア」「アベニール」「ラシーン」といったクルマたちはいなくなりました。「セドリック/グロリア」や「ブルーバード」といった歴史ある車名も刷新されています。しかし、「フェアレディZ」や「GT-R」「スカイライン」といった伝統の車名は大切に守られています。また、「エクストレイル」や「ジューク」といった新しいヒット車も生まれました。世界に先がけて電気自動車の「リーフ」もリリースされています。国内導入はできませんでしたが、世界市場に「インフィニティ」ブランドを定着させることにも成功しています。また、中国市場など、世界進出も積極的に行いました。

グローバル企業への成長と、その一方で失ったものとは

 2017年現在の日産はどうなったでしょうか。2016年の実績を見ると、年間生産台数は約555万台。会社の規模は2倍に成長しました。三菱自動車をアライアンスに加えることで、世界3位のポジションも手に入れています。ゴーン氏は18年の日産在籍で、大きな成果を残したのです。

インフィニティ「Q60」の2017年モデル(画像:日産自動車)。

 一方、日本市場はどうでしょうか。日産の2016年の国内販売は約38.5万台。軽自動車を含むと約53万台です。シェアは11%から12%程度。かつては100万台を国内で販売し、シェア20%を誇った日産としては寂しい数字です。世界での成長を横目に、日本市場は縮小してしまいました。

 ただし、日本市場自体の元気のなさも理由のひとつでしょう。1990年代の後半の日本は、年間500万台もクルマが売れていました。しかし、現在は320万台規模。全体のパイ自体が小さくなっているのです。斜陽の日本市場はそこそこに、グローバルで儲けるという会社に日産を育てたのがゴーン氏の仕事だったのでしょう。

 経営者としては正しいのかもしれませんが、日本に住む人間としては、もう少し日本市場に力を入れてほしいものだと思うのが正直なところです。

【写真】日産新CEOの西川廣人氏

西川(さいかわ)氏は1977年に日産へ入社、2017年4月1日より同社社長兼最高経営責任者(CEO)に就任する。2017年3月現在、日本自動車工業会の会長も務めている(画像:日産自動車)。
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特集ニュース 鈴木ケンイチ(モータージャーナリスト) ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170313_nissan_01.jpg
<![CDATA[スマホを見続ける乗客に中づり広告の内容を 「LINE」を使って実証実験]]> https://trafficnews.jp/?p=66531 2017-03-20T08:36:20+0000 2017-03-20T09:00:51+0000 AIRDOと東急エージェンシーが、2017年3月20日から、電車の中づり広告と「LINE」を組み合わせた実証実験を行います。

東急東横線などで2週間実施

 AIRDOと東急エージェンシーは2017年3月17日(金)、「LINE Beacon」の技術を活用し、電車の中づり広告とコミュニケーションアプリ「LINE」を組み合わせた実証実験を行うと発表しました。

AIRDOは、新千歳空港をはじめとする北海道の空港と、東京、仙台、名古屋、神戸、岡山、広島を結ぶ(2016年3月、恵 知仁撮影)。

「LINE Beacon」は街なかなどに設置されたビーコン端末からの信号情報と連動し、「LINE」上でユーザーとコミュニケーションを取れるサービスです。

 電車内でスマートフォンを使う人が増えてきていることから、既存の交通広告である中づりと、スマホアプリの「LINE」を組み合わせて、広告効果の向上を図る実験が行われます。

 期間は3月20日(月)から4月2日(日)までの2週間。車両は東急東横線や横浜高速鉄道みなとみらい線を走る44編成です。西武線や東武線など、直通先の路線でも体験できます。

実験の具体的な中身は?

 実験では、AIRDOの「北海道へ行こう!当たる2week!キャンペーン」を展開。乗客が車内にて、Bluetoothオンの状態で「LINE」を立ち上げると、「LINE Beacon」の信号を受信して、このキャンペーンを告知する緑色のバナーが表示されます。

 告知バナーをタップして指示に従って進むと、キャンペーン応募用のメッセージが届くという仕組みです。エントリーすると抽選で東京~北海道間の往復航空券などが当たります。

 2社によると鉄道において、「LINE Beacon」を活用した取り組みは日本初。東急エージェンシーは、今後もデジタルテクノロジーを活用し、交通広告や屋外広告と掛け合わせることで、広告手法の活用法を進化させていくとしています。

【画像】中づり広告×LINEの実験イメージ

電車内の広告と「LINE」を連動させた実証実験のイメージ(画像:AIRDO)。
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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170317_airdoline_01.jpg
<![CDATA[ホンダ3代目「プレリュード」 「トレンディー」なクルマの代名詞、大ブレイクの理由]]> https://trafficnews.jp/?p=66463 2017-03-20T04:19:50+0000 2017-03-20T05:00:48+0000 バブル期、いわゆる「スペシャルティカー」と呼ばれるクルマが大いに流行しましたが、その代名詞ともいえるのがホンダの3代目「プレリュード」でしょう。大ブレイクしたのには、もちろん理由があります。

3代目「プレリュード」、あのころホンダも若かった

 現在のホンダに「オシャレ」なイメージを抱く人は、どれくらいいるのでしょうか。どちらかといえば、ロボットやジェット飛行機、燃料電池車など技術の最先端なイメージや、ミニバンなどのアットホームなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。しかし、かつてオシャレなイメージでホンダが見られた時代がありました。それが1980年代の後半です。

1987年発売の3代目「プレリュード」。リトラクタブルヘッドライトやサンルーフのほか、解禁されて4年目のドアミラーもオシャレポイントのひとつ(画像:ホンダ)。

 振り返れば1980年代は、どんどんクルマが身近になり、そして豪華になった時代です。モータリゼーションが到来して、ようやく普通の人がクルマを購入できるようになったのは1960年代のことですが、それでもクルマは非常に高額で、家と同じような思い切った決意で購入するものでした。それが1970年代になると、手頃な価格のクルマが出回り始め、普通の人もどんどんクルマを買うようになりました。そして1980年代は中古車流通も整い、若者がクルマを購入できる時代になります。若い男女がクルマでデートするのは当たり前になっていました。

 そのころのホンダのイメージは、いまとは異なります。本田宗一郎氏が裸一貫で戦後に創業したホンダは、いまでいえばベンチャー企業です。1970年代から1980年代にかけて、ホンダは若い企業ならではのフレッシュな感覚のクルマを数多くリリースします。「シビック」も「シティ」も、当時は斬新な印象です。

 ちなみにいまでは、小型乗用車のスタンダードとなっているFF(前輪駆動)が普及したのも1980年代でした。そのため当時、FFといえば、「新しい技術」というイメージもあり、そしてホンダは初期からFFを推しているメーカーのひとつです。

 また、積極的にF1などのモータースポーツへ参加したのもホンダの特徴でした。そうした1980年代のホンダは、フレッシュで若々しいイメージでとらえられていました。

下地を作った2代目と、大ブレイクを果たした3代目

 1982(昭和57)年、2代目の「プレリュード」がデビューします。FFモデルでありながら驚異的なまでにボンネットは低くなっており、ライトもリトラクタブルの開閉式になりました。

 サンルーフが標準装備であったことも注目されました。当時のサンルーフは贅沢で、多くの人が憧れた装備だったからです。また、指一本でハンドルが回せるほど軽いパワーステアリングも驚きのひとつでした。こちらも当時は豪華な部類の装備です。

「斬新なスタイル」と「豪華な装備」と「女の子でも苦もなく操れるクルマ」として、2代目「プレリュード」は大いに注目を集めます。

2代目「プレリュード」は1982年発売。標準装備のサンルーフは大いに注目を集めた(画像:ホンダ)。

 やがて1980年代も後半に進み、バブルの時代を迎えます。若者であってもデートでは、女の子のために大いに奮発する必要がありました。女の子が、送り迎えと食事を奢らせるボーイフレンドを「アッシー君、メッシー君」と呼びます。できるだけ豪華なクルマを持っていることが、女の子にモテる秘訣となっていました。

 そんな時代のまっただなかである1987(昭和62)年、基本コンセプトをそのままに洗練を重ねた3代目「プレリュード」が登場します。市中には同じようなデザインで価格のこなれた中古車も存在、ここで「プレリュード」はデートカーとして大ブレイクしました。

「スペシャルティカー」の頂点を極めた「プレリュード」と、その後

 1987年当時、デートカーは「スペシャルティカー」と呼ばれており、「プレリュード」はその代表格とされ、これに乗ることがオシャレなことと見られていたのです。その頃のライバルは「セリカ」や「シルビア」、「カリーナED」といったあたりで、もう少しあとになると走り屋御用達になる「シルビア」も、当時はデートカーとされていました。

3代目「プレリュード」から、車速と前輪の操舵角にあわせ後輪にも舵角をつける「4WS」採用モデルも発売された。量産乗用車としては世界初(画像:ホンダ)。

「プレリュード」はそののち1990年代も、モデルチェンジを重ね生産が続けられましたが、人気は徐々に下火に。2000年代になるころには、すっかり存在感が消えフェードアウトしてしまいました。そしてホンダはミニバンのラインナップを拡充して、若者のデートカーというイメージからどんどんと離れていきます。

 振り返れば、ホンダ車が最も若者に支持されたのは、バブル期のオシャレなデートカーとしての「プレリュード」だったのではないでしょうか。

【画像】3代目「プレリュード」のインパネまわり

1987年当時のカーオーディオは、AM/FMのラジオとカセットテープが一般的(画像:ホンダ)。
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特集ニュース 鈴木ケンイチ(モータージャーナリスト) ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170316_prelude_01.jpg
<![CDATA[観光列車「ろくもん」、ワイン列車「日本代表」なるか? その内容とは 軽井沢の課題も]]> https://trafficnews.jp/?p=66590 2017-03-23T11:09:22+0000 2017-03-20T02:00:08+0000 しなの鉄道の観光列車「ろくもん」に2017年4月、「信州プレミアムワインプラン」が新登場。「日本を代表するワイン列車になれば」というその内容を体験してきました。また、登場の背景には「軽井沢の課題」もあるそうです。

背景に「軽井沢の課題」も

 しなの鉄道(長野県上田市)が2017年4月より、観光列車「ろくもん」の新しい旅「信州プレミアムワインプラン」を始めます。同鉄道が「信州ワインバレー」のひとつである「千曲川ワインバレー」へ沿うように走っていることから、このプランを通じ沿線地域を活性化するとともに、長野県が推進する「信州ワインバレー構想」の役に立てればと考えているそうです。

しなの鉄道の観光列車「ろくもん」の「信州プレミアムワインプラン」で提供される料理とワイン(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 また新プラン登場の背景には、「軽井沢の課題」もあるといいます。しなの鉄道線の起点、軽井沢は高い知名度を持つリゾート地、観光地ですが、しなの鉄道の玉木 淳社長によると軽井沢は「夕方以降の楽しみ方」が少なく、「日帰り客が多い」という課題があるとのこと。

 そこで観光列車「ろくもん」に、軽井沢駅を夕方に出発する「信州プレミアムワインプラン」を設定。地元名産のワインを車中で楽しみながら、しなの鉄道沿線の温泉へ移動し宿泊、翌日はワイナリー巡りなどを楽しむといった「夕方以降の新しい楽しみ方」を提供する、というわけです。

2014年7月に登場した、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」。デザイナーはクルーズトレイン「ななつ星in九州」などで知られる水戸岡鋭治さん(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 しなの鉄道の担当者は、この「信州プレミアムワインプラン」には質の高い、入手が困難なワインをそろえたといい、エッセイストで「信州ワインバレー構想推進協議会」の玉村豊男会長は、「『ろくもん』が日本を代表するワイン列車になれば」と話します。

「信州プレミアムワインプラン」、その内容は? 実際に体験

 2017年3月、観光列車「ろくもん」の「信州プレミアムワインプラン」試乗会で、その内容をひと足早く体験しました。なお、以下に記すワインや料理の内容はそのときのもので、変わることがあります。

ほら貝の吹鳴後、観光列車「ろくもん」の扉が開く(2017年3月、恵 知仁撮影)。

「信州プレミアムワインプラン」が用意される「ろくもん3号」は、軽井沢駅を17時14分に発車。さっそくアテンダントから前菜が届けられ、グラスにワインが注がれます。

 最初のワインは「マリコ・ヴィンヤード ロゼ2014」(メルシャン勝沼工場)。工場は山梨県ですが、長野県上田市の丸子地区で収穫されたブドウを使う、上田市限定発売の品です。

「信州プレミアムワインプラン」の前菜と「マリコ・ヴィンヤード ロゼ2014」。グラスは2つ。ミネラルウォーターも用意されていた(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 前菜の内容は次の通り。志賀高原(長野県山ノ内町)の「オーベルジュ タキモト」による、「信州の味覚」が詰まったワインに合うメニューです。

●前菜
・カボチャとパプリカのキッシュ
・松本一本ネギのピューレ 志賀高原味噌風味のラスク
・山ノ内産根菜カポナータ
・東御産大麦ときびのタブレ
・信州サーモンのタルタル
・信州中野産きのこのパイ包み

ワイン2品目は選択制 手にしたグラスの向こうには普通列車

 観光列車「ろくもん」の「信州プレミアムワインプラン」、2品目のワインは選択制です。

2品目のワインは、配られたカードを飲みたいものを上にして置いておけば、注いでくれる(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 爽やかでバランスのよい味わいに仕立てたという白ワイン「カンティーヌブラン 2015」、「高原の冷涼な気候を映し出すエレガントな味わい」と高く評価されているという「ピノノワール 2014」(ともに長野県東御市のヴィラデストワイナリー)から、好みで選ぶことができました。

「信州プレミアムワインプラン」メイン料理のうち2品(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 メイン料理のうち、まず2品が運ばれてきます。「信州ハーブ鶏の低温ロースト ~ゴルゴンゾーラソース~」と、「小田切牧場の信州牛ローストビーフ」です。

メイン料理のひとつ「飯山みゆきポークのチリコンカン」(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 続いてもうひとつのメイン料理、「飯山みゆきポークのチリコンカン」が運ばれてくると、ちょうど小諸駅(長野県小諸市)に着いたころで、向かいにはJR小海線の普通列車が停車中。列車のなかでこうした料理とワインを楽しむ「非日常性」を、より強く、また面白く感じた瞬間でした。

G7軽井沢交通大臣会議に採用されたワインも その旅行代金は?

 そんな非日常な「信州プレミアムワインプラン」の旅も18時ごろ、デザートが登場。終点が近づいてきました。デザート内容もやはり以下の通り、信州らしいものです。

●デザート
・フォンテェーヌブロー
・りんごのソースとカルバドスジュレ
・ドライフルーツと長野ベリー

「信州プレミアムワインプラン」のデザート(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 またワインは、3品目にG7軽井沢交通大臣会議のレセプションでも採用された「シャルドネ樽熟成2014」(長野県須坂市の楠ワイナリー)、4品目にメルローをオークの木桶で「かもし発酵」ののち、約1年半熟成させた赤ワイン「ヴィニュロンズリザーブ メルロー2014」(東御市のヴィラデストワイナリー)、5品目に長野県飯綱町との共同開発で地元にしかない和リンゴ「高坂りんご」をブレンドしたという「シードル」(飯綱町のサンクゼール)を楽しむことができました。2017年4月は、この記事にあるワインが用意される予定です。

観光列車「ろくもん」の車内。木のぬくもりを感じられるラウンジ風の空間が広がる(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 そして観光列車「ろくもん3号」は、18時29分に上田駅へ到着。今回の試乗会はここで終了しましたが、実際の運行では、戸倉上山田温泉の最寄り駅である長野県千曲市の戸倉駅(19時04分着)まで運行されます。

 この「信州プレミアムワインプラン」がある「ろくもん3号」は2017年4月1日(土)から土日を中心に運行され(運行日要確認)、発売は2か月前の1日午前10時から。旅行代金は1人1万2800円で、「軽井沢・長野フリーきっぷ」も含まれます。

 また、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」には軽井沢~長野間で食事を楽しむコース、戸隠や「日本三大車窓」のJR篠ノ井線姨捨駅を訪ねるといった「クルーズトレイン」コースも用意されているほか、乗車券プラス指定席料金(大人1000円、こども500円)で手軽に「ろくもん」乗車だけを楽しむことも可能です。

【地図】観光列車「ろくもん3号」の運行区間

「信州プレミアムワインプラン」が提供される「ろくもん3号」は軽井沢発戸倉行きの運転。停車駅はこのほかにもある(国土地理院の地図を加工)。
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恵 知仁(鉄道ライター) ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170318_rokumon_01.jpg
<![CDATA[広島電鉄3900形にSiC素子使用のVVVFインバータ納入 東洋電機製造]]> https://trafficnews.jp/?p=66421 2017-03-19T12:56:36+0000 2017-03-19T22:30:22+0000 広島電鉄の市内線と宮島線を直通して走る3900形電車に、SiC素子を使用した東洋電機製造のVVVFインバータ装置が納入されました。

市内線も宮島線も走る3900形電車

 鉄道車両用の電機品などを開発、製造する東洋電機製造は2017年3月15日(水)、広島電鉄3900形電車の主回路装置の更新に、SiC(炭化ケイ素)素子を使用したVVVFインバータ装置を納入したと発表しました。

 VVVFインバータは、電車を動かすために架線から取り入れた直流の電気を交流の電気に変換し、モーターを効率よく制御する装置です。3900形は1990(平成2)年に導入された車両で、市内線(軌道)と宮島線(鉄道)の両方を走ります。

広島電鉄の3900形電車(画像:東洋電機製造)。

 東洋電機製造によると、SiC素子使用のインバータ装置を同社が納入するのは、今回が初めて。この新型は、従来のものに比べ体積、重量ともに35%低減され、また、新たに定速運転機能を設定するなどの特徴があります。新装置を搭載した3900形は今年2月末から運転を開始しています。

【写真】VVVFインバータ装置

車両に搭載されるVVVFインバータ装置(画像:東洋電機製造)。
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新着情報 乗りものニュース編集部 ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170316_toyohirodensic_01.jpg
<![CDATA[「四季島」「瑞風」記者が感じた違い 同時期登場のクルーズトレイン、異なる「行先」]]> https://trafficnews.jp/?p=66619 2017-03-21T04:49:09+0000 2017-03-19T22:00:43+0000 クルーズトレインがいよいよ広がる2017年、同時期に登場するJR東日本「四季島」とJR西日本「瑞風」の車内を取材したところ、大きな違いが見えてきました。同じ「クルーズトレイン」ですが、車両の「行先」は異なるようです。

同時期デビューのクルーズトレイン、似て非なる形で登場

 日本のクルーズトレインが2017年、新たな段階へ入ります。5月1日(月)にJR東日本の「TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)」が、6月17日(土)にJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)」がデビュー。2013年10月15日のJR九州「ななつ星in九州」登場で切り開かれた「クルーズトレイン時代」が、いよいよ全国的に広がるのです。「四季島」は北海道の登別駅まで運行します。

JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」(上)とJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」(恵 知仁撮影)。

 このおおよそ同時期にデビューする新しいクルーズトレインの車内を、両社は2017年2月と3月に報道陣へ公開。そこで実際に取材したところ、「クルーズトレイン」というあり方こそ同じでも、両車両で大きく異なるものが具体的に見えてきました。

小さな窓が無数に並ぶ「四季島」の通路側外観(2016年12月、恵 知仁撮影)。

 まず、JR東日本の「四季島」。この車両の印象をかんたんにひと言で表すなら「新しい世界」です。それを象徴するのが、外観からもよく分かる「窓の配置」でしょう。車内通路側の窓は小さいものが多数配置され、これまでの鉄道車両では見られなかった個性的な姿になっています。

「四季島」車内の印象

「四季島」の編成両端に位置する展望車(1、10号車)とラウンジのある5号車も、窓の形状が独特です。観光的な要素が強い列車は車窓をより楽しめる「大きな窓」がひとつの定番で、巨大な窓の採用は強い武器になり得ますが、「四季島」車内へ入ったところ、そうした“思想”や“価値観”へ必ずしもよらず、客室でも“大きめ”の窓と小さい窓を組み合わせるなど、窓を使って「新しい世界」を描こうとしているように見えました。

ダイナミックに流れる自然の景観を感じられるようにしたという「四季島」の展望車(画像:JR東日本)。

 JR東日本によると、「四季島」の外観は「車両ごとの快適さや機能性に即した窓形状による外観が、この旅のさまざまな旅を予感させるデザイン」が、また内装は「モダンな和」のテイストにしつつ「伝統文化を振り返るだけでなく、未来の日本文化をデザインする」ことが、デザインのコンセプトとのこと。先に述べた通路側にならぶ多数の小さな窓は、車内から見ると「額縁」に風景が絵画のように描き出される演出といいます。

窓を、車内のラウンジ全体を覆う樹木のような有機的な配置にしたという「四季島」の5号車(2017年3月、恵 知仁撮影)。

「四季島」は乗降を各車両のドアではなく、5号車の「エントランス」から行うことも、これまでの列車らしくない「新しい世界」をうまく演出しているように感じられました。ちなみに「四季島」の車両は、線路に電気を供給する架線がある区間では屋根のパンタグラフを使い、ない区間では搭載するディーゼル発電機を使って電気を得て、走行用モーターを駆動させる「EDC方式」を採用。これも日本初の新しいものです。

「瑞風」車内の印象 これにより言えるのは…

 対しJR西日本の「瑞風」、この車両の印象をかんたんにひと言で表すなら「伝統」です。そもそも、2015年3月まで大阪~札幌間を結んでいた寝台特急「トワイライトエクスプレス」の「伝統と誇りを受け継ぐ」というのが「瑞風」の“生い立ち”。食堂車の名前は「トワイライト」と同じ「ダイナープレヤデス」で、車体色も「トワイライト」の伝統を受け継いだ「瑞風グリーン」です。

「瑞風」の展望車(上)と「トワイライト」の展望サロンカー(恵 知仁撮影)。

 その車内へ実際に入ったところ、かつての「トワイライト」を思い出させる点がいくつもありました。ひとつが展望車です。窓が大きく屋根まで回り込んでいる姿に、かつて「トワイライト」の展望サロンカーでくつろいだ記憶がよみがえりました。

 また「瑞風」は、珍しいオープンエアの展望デッキを編成両端に設けていますが、これも大正・昭和に優等列車でよく使われていた展望車の伝統を引き継いだもの、ともいえるでしょう。この展望デッキと上部にある運転席、丸目のヘッドライト、5本のラインからなる流線形の先頭形状は、往年のボンネット型特急車両をほうふつさせるものにし、懐かしさを演出したそうです。

「瑞風」の展望デッキ。走行中、進行方向後方のデッキに入ることができる(2017年2月、恵 知仁撮影)。

「瑞風」のデザインコンセプトは「ノスタルジック・モダン」。その車両は、JR西日本が描いた新しい「瑞風」というクルーズトレインの世界が広がっていつつ、各所に「伝統」が感じられるという具合でした。

 それぞれ異なる“行先”を掲げ、同時期にデビューすることとなったJR東日本とJR西日本のクルーズトレイン車両。料金や人気の面から決して乗りやすいものではありませんが、その登場により日本の「クルーズトレイン」、そして「鉄道」の文化が多様性を増し、さらに広がっていくのは確かでしょう。

【写真】先駆者「ななつ星」デビューで大混雑の博多駅

「ななつ星in九州」の一番列車が始発の博多駅を出るとき、大勢の人々が集まり、その出発を見送った(2015年10月15日、恵 知仁撮影)。
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特集ニュース 恵 知仁(鉄道ライター) ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170319_cruise_03.jpg
<![CDATA[「銀色の銀座線」01系ラストラン密着リポート 地下鉄の踏切、途中から丸ノ内線へ]]> https://trafficnews.jp/?p=66553 2017-03-19T11:11:35+0000 2017-03-19T08:00:27+0000 東京メトロ銀座線から2017年3月、銀色の01系電車が引退。「ラストラン」イベントが行われました。銀座線を33年間にわたって走ってきた01系、その最後は、これまでの通常運行とは大きく異なるものになっています。

33年間、走り慣れた銀座線

 東京メトロの「銀色の銀座線」01系電車が2017年3月10日(金)、通常の営業運転を終了。それから2日後の「ラストラン」イベントをもって、銀座線から引退しました。01系は1983(昭和58)年にデビュー。228両38編成が製造されましたが、2012(平成24)年に後継の1000系電車が登場し、数を減らしていました。

 33年の長きにわたって銀座線を走り続けた01系電車。2017年3月12日(日)に行われた、ルートも車内も通常の運行とは大きく異なる「銀座線01系ラストラン」の密着リポートです。

特製の中づりポスターなどが用意された「メモリアルトレイン」の車内(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

「さよなら銀座線01系 メモリアルトレイン」と題されたこのラストランイベント、集合場所は銀座線の上野検車区(東京都台東区)。ここから、銀座線を最後に走る01系に乗車します。駅からではなく車両基地から電車に乗るというのも、珍しいことです。

 イベントの参加者は、「鉄道ファン限定」で100名が募集されました。「メモリアルトレイン」乗車証にも、「私は○鉄です!」と自分で書き入れる欄が。そのため、「メモリアルトレイン」車内は発車前から「撮影会」状態です。別れを惜しむシャッター音が各所から聞こえてきました。ちなみに、応募は1072名からあったといいます。

「メモリアルトレイン」へは車両の正面から乗車(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

「メモリアルトレイン」への乗車は、非常時に使用する車両正面の扉から行われました。東京メトロによると、なかなか体験できない方法で乗車し、楽しんでもらう意図もあるといいます。

 なお、最後まで残り「メモリアルトレイン」に使用された銀座線の01系電車は、1991(平成3)年に製造された01-130編成です。また01系は、3両が訓練用として東京メトロに今後も動く状態で残るほか、熊本電鉄で銀座線から引退した4両が「第2の人生」を送っています。

ある条件が存在した「メモリアルトレイン」乗車

「メモリアルトレイン」の中づりポスターには、ラストランを伝える文言とともに、以下のようなコメントが掲載されていました。

「メモリアルトレイン」車内の様子(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

「『古くて電気がきえる』銀座線を、『未来の、21世紀の』銀座線へとかえた!! それくらい印象的なデビューでした!」

「大学の通学途中に、嫁さんに告白された思い出の01系」

「チョッパ制御とアルミボディはメトロの誇り! ありがとう01系!」

「走行音がとても好きです! 今でいうと『音鉄』とでもいうのでしょうか。加速、減速時に聞こえる1オクターブ上げたような『レ#』の高さの音が当時から好きです!」

「メモリアルトレイン」車内には、往時の銀座線ダイヤグラムも掲示された(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 この「さよなら銀座線01系 メモリアルトレイン」イベントは、参加の申込みにあたり「01系への思い」記入が必須。そこに記された「思い」が、中づりポスターとしてラストラン列車の車内に掲示されたのです。そのため、まさに「思い」を乗せて走ったラストラン列車でした。

まず「東京メトロからの挑戦状」と対決

 発車前に、車内ではクイズの解答用紙が配られましたが、これがまた参加者が参加者だけに超難問でした。

「銀座線01系の車輪は製造時で直径860mm。では、摩耗の限度値は直径何ミリでしょうか? (760mm、770mm、780mm、790mmから正解をひとつ選ぶ)」

「銀座線に槇町停車場が計画されていた場所は、何駅と何駅の間でしょうか?」

「営団地下鉄の時代に走っていた2000形の車両の2040と2046の2両が銚子電鉄に入線したことは、ご存知の人が多いと思いますが、両運転台付きに改造するために前面の接合に使われた車両は2000形の何番と何番の車両でしょうか? (2031、2032、2033、2036、2037、2039から正解をふたつ選ぶ)」

 こうした11の難問に対し、回答の制限時間は10分。「残り時間3分です!」の声がかかると、車内からは「ええ~っ……」と、そして終了時も同様に、無数の苦笑いが参加者からあがりました。ちなみに答えは「780mm」「日本橋駅と京橋駅の間」「2033と2039」です。

もう2度と戻ってくることがない01系に手を振り、送り出す上野検車区の東京メトロ社員(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 そして「メモリアルトレイン」は10時ごろ、上野検車区を発車。手を振る東京メトロ社員に見送られるなか、01系のラストランが始まりました。

地下鉄に踏切がある? いきなり訪れた見どころ

 この「メモリアルトレイン」、その大きな見どころのひとつは、いきなりやって来ます。「地下鉄の踏切」です。

「地下鉄の踏切」を通過する「メモリアルトレイン」。多くのファンが付近に訪れ、01系との別れを惜しんだ(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 地上にある上野検車区より銀座線の本線へ向かうにあたり、道路を横切ることから、銀座線の上野検車区付近には珍しい「地下鉄の踏切」があります。

「メモリアルトレイン」車内で乗客からカメラを向けられる鉄道写真家の中井精也さん(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

「メモリアルトレイン」車内では、こうした「地下鉄の踏切」があり、銀座線は電気が地上側に流れている第三軌条方式であることから、危険防止のため踏切の線路側が柵で入れないようになっていること、01系は当初、冷房がなかったことなど、ゲストとして乗車した鉄道写真家の中井精也さんが放送で逐次、教えてくれました。

 そして列車は地下へ潜り、銀座線の本線へと進入していきます。

車窓が「オレンジ」から「赤」に 運転士の父親も乗車

「メモリアルトレイン」が銀座線の本線へ進入し、上野駅に到着すると、ホームにはこの列車を待っていた鉄道ファンと思われる人たちの姿が少なくありません。また、普通に電車を待っていた人は、いったい何事かと目を白黒させていました。

上野駅に到着した「メモリアルトレイン」。ホームから列車へカメラを向ける人も(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 各駅のホームにカメラを持った人を見かけながら、「銀座線最後の01系」は慣れた道を走行。溜池山王駅(東京都千代田区)に到着すると、次のような車内放送が流れました。

「銀座線における01系の運行は、あと少しで最後です。まもなく丸ノ内線に入ります」

溜池山王駅に到着した「メモリアルトレイン」。車外の駅名標が銀座線のラインカラーである「オレンジ」(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

「メモリアルトレイン」の目的地は、丸ノ内線の沿線にある中野車両基地(東京都中野区)。この溜池山王駅と、次の赤坂見附駅のあいだで、銀座線から丸ノ内線に進路を変えるのです。

丸ノ内線内を走る銀座線01系の「メモリアルトレイン」。車外が丸ノ内線のラインカラーである「赤」に(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 ちなみに今回の「メモリアルトレイン」には、赤坂見附駅から中野車両基地に到着するまでその列車を走らせた運転士の父親も乗車していました。父親は「娘が運転するから」ということで「思い」を記し応募。当選に至ったそうです。

中野車両基地で、オレンジの帯をまいた「メモリアルトレイン」を出迎える、赤い帯をまいた丸ノ内線の02系電車(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 そして「メモリアルトレイン」は10時50分すぎ、“終点”の中野車両基地に到着。01系の33年間におよぶ銀座線、そして東京メトロ線での運行が終了しました。

中野車両基地で「虎ノ門」

 中野車両基地では、車両の整備を行う工場(中野工場)の見学と、ラストランを終えた01系の撮影会が行われました。

整備中の丸ノ内線02系電車が並ぶ中野工場(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 中野工場の内部には、台車(車輪などがある部分)と分離した丸ノ内線02系電車の車体がズラリ。パンタグラフといった部品や、車体の床や屋根の構造が分かる教材なども、合わせて展示されています。

ラストランを終えた01系の撮影会(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 撮影会は、「虎ノ門」という珍しい行先を掲示しての実施。その際、ゲストである鉄道写真家の中井精也さんが、「絞って後ろのほうまでピントを合わせて」といった上手な撮り方をレクチャーしてくれました。

 なお撮影会は車内でも行われ、運転台の見学も行われています。

デビュー当時の「記念」を、ラストランを終えた01系に「サプライズ」で

 撮影会では「サプライズ」もありました。

およそ30年前に製作された「01系ローレル賞受賞記念」のヘッドマーク(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 鉄道愛好家団体「鉄道友の会」が優秀な車両へ贈る「ローレル賞」、それを01系が1985(昭和60)年に受賞したことを記念する、つまりおよそ30年も前のヘッドマークが、ラストランを終えた最後の銀座線01系に掲示されたのです。

「01系ローレル賞受賞記念」ヘッドマークのアップ。東京メトロの前身、帝都高速度交通営団のマークも見える(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 そして13時すぎ、「さよなら銀座線01系 メモリアルトレイン」イベントは終了。解散式で、中井精也さんが「特急などと違い、通勤電車は人知れずなくなっていくことが多いです。01系は今回、大勢が見送るなか引退でき、良かったのでは」と、このイベントと01系のラストランを締めくくりました。

東京メトロの中野工場にある銀座線風のエレベーター(2017年3月12日、恵 知仁撮影)。

 ちなみに、解散式では出発前に行われたクイズの表彰式も行われましたが、1位になった人の正解数は11問中の5問。難問ぞろいだったことを裏付ける結果になっています。

【画像】「01系ラストラン」の乗車証 「○鉄」と書く欄も

01系の銀座線ラストラン車両になった01-130編成が描かれた乗車証。裏面(下)には01系の最初と最後の編成が描かれている(画像:東京メトロ)。
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特集ニュース 恵 知仁(鉄道ライター) ja https://trafficnews.jp/assets/2017/03/170316_01_01.jpg