大阪メトロ「梅田駅」に謎の「埋められた線路」がある!? どうして放棄されたのか 実は東京にも…!?
大阪メトロで最大の乗降客数を誇る、御堂筋線の梅田駅。実はホームの下に「謎の線路」が敷かれているといいます。
歴史の裏に埋もれたレールの謎
大阪メトロで最大の乗降客数を誇る、御堂筋線の梅田駅。1日40万人近い人々が利用するこの駅に、実はある秘密があります。
メトロの公式YouTubeチャンネルが公開した「Metro News vol.139」によると、梅田駅の「ホームの床下に、別の線路が埋められている」というのです。
本動画では、その噂を探るべく、終電後の梅田駅2番線ホーム(千里中央行き)の床タイルを取り外し、そこから「点検用マイクロドローン」を潜入させます。普段は天井裏の点検などに使用されていますが、今回は異例の足元空間へ入っていきます。
ドローンが映し出したホーム下空間の映像には、たしかにレールが2本映し出されています。完全に歴史の裏に「葬り去られた」存在の線路、なぜここに存在しているのでしょうか。
実は御堂筋線の梅田駅、かつては千里中央方面行きホームの場所に、上下線が発着する島式ホームがありました。しかし狭いホームで両方向の客をさばくのは限界に達していたため、ホームの壁の向こう側に新たな空間を作り、そこに新ホームと線路を設置したのです。1989(平成元)年のことでした。現在の梅田駅が、上下線ののりばが壁に隔てられて互いに見えにくいのは、このような背景があったのです。
ホーム切り替えとともに、もともとあった なかもず方面行きの線路の上に蓋がされ、千里中央行きホームの一部になったというわけです。
東京にも似たような「埋められた線路」があります。東京メトロ有楽町線の豊洲駅です。もともと2面4線の構造でしたが、真ん中の2番線と3番線には蓋がされ、1番線と4番線がひとつの広いホームとして一体化しています。こちらは将来的に、新たに整備される分岐線「豊住線」の発着ホームとして復活する計画になっています。
【了】
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