西武新宿線、新たに2区間も連続立体交差化へ

西武新宿線の野方~井荻間と井荻~東伏見間の2区間が、今年3月、東京都により社会資本総合整備計画に「新規に着工を準備する区間」として位置付けられました。これを受け西武鉄道は、この2区間の連続立体交差化計画を推進していきます。

中井~野方間と東村山駅付近に加え新たに2区間

 西武鉄道は2016年6月13日(月)、西武新宿線の野方~井荻間と井荻~東伏見間の2区間について、連続立体交差化計画を推進していくと発表しました。

 これらの区間は今年3月、東京都により社会資本総合整備計画に「新規に着工を準備する区間」として位置付けられました。これを受け西武鉄道は計画の早期事業化に向けて、事業主である東京都や地元自治体と協力し、新宿線全体のさらなる安全性、快適性を高め、魅力ある沿線づくりに努めていくとしています。

「連続立体交差化」とは一定の区間にわたり線路を高架化または地下化にすることです。これにより地上の踏切が廃止され交通渋滞や踏切事故が解消されるとともに、線路によって分断されていた地域や道路網が一体化されます。

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高架化された西武池袋線の石神井公園駅(写真出典:西武鉄道)。

 西武池袋線では連続立体交差化計画が1971(昭和46)年に都市計画決定し、東京都や練馬区などとともに工事が進められ、2015年1月に桜台付近~大泉学園間の高架化が完了しています。現在では、西武新宿線の中井~野方間(地下化)と東村山駅付近(高架化)の2区間で連続立体交差事業が進行中です。

【了】

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