えっ、こんな場所も走れちゃうの!? ダンロップの次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」を軽自動車に装着して志賀高原まで行ってみた〈PR〉

“次世代オールシーズンタイヤ”として世を席巻したダンロップの「シンクロウェザー」。2025年12月からは軽自動車用14インチサイズも追加されました。今回は、人気の軽自動車2台に装着し、冬のドライブへと繰り出した模様をお伝えします。

これまではNGだった「凍結路面もOK!」の次世代オールシーズンタイヤ

新たなタイヤの選択肢として、オールシーズンタイヤは日本でもその名が浸透し、気になっているユーザーも多いのではないでしょうか。

事実、季節ごとのタイヤ交換から解放され、保管スペースも不要であることから、近年、特に都市部のユーザーを中心にじわじわと支持を広げています。

筆者(ハシモトタカシ)は東北地方出身のため、年2回のタイヤ交換は小さい頃からおなじみの光景でした。突然の降雪予報に慌ててカー用品店に駆け込んだら、「作業まで5時間待ちです」なんて言われたのも、一度や二度ではありません。

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年間を通じて「履きっぱなし」でOKというのがオールシーズンタイヤのメリット。でも、東北出身の筆者(ハシモトタカシ)には少し懐疑的なところもあるようで…(小林岳夫撮影)

そのような場面でも、オールシーズンタイヤを履いていれば交換作業は不要となり、時間に縛られることはなくなります。しかし一般的なオールシーズンタイヤは従来、「雪路面はOKでも凍結路面はNG」とされてきました。そのやや中途半端な性格が、オールシーズンタイヤに踏み切れない最大の障壁といっても過言ではありません。雪国出身の筆者も、どこか懐疑的に見ていました。

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従来とは違う「次世代オールシーズンタイヤ」として登場したダンロップのシンクロウェザー(小林岳夫撮影)

ダンロップが2024年に発表した「シンクロウェザー」は、発表当時から自動車業界のなかでも大きな話題となりました。その理由のひとつが、従来のオールシーズンタイヤではNGだった凍結路面まで対応できることです。「アクティブトレッド」なる新技術が採用されたシンクロウェザーが、これまでの製品とは異なる“次世代オールシーズンタイヤ”と呼ばれるワケがここにあります。

とはいっても「本当に凍結路面も走れるの……?」「それってスタッドレスタイヤと何が違うの?」と、さまざまな疑問や不安が生じるのは当然のことでしょう。

そこで今回は、シンクロウェザーがどこまで雪と氷に対応できるかを、体当たりで確かめてきました。目指すはスキーや温泉で有名な、長野県の志賀高原です。

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今回のルートは東京都内から関越道、上信越道を経由し、信州中野ICから国道292号で志賀高原を目指す。人気の軽自動車2台にシンクロウェザーを装着して、往復約600kmにわたりあらゆる道を走り込んだ(小林岳夫撮影)

路面状況に応じて「スイッチ」が切り替わる!?

走りのインプレッションの前に、なぜシンクロウェザーがさまざまな路面に対応できるかをお伝えしましょう。シンクロウェザーはゴムの性能を“スイッチ”のように自動的に変化させる新技術「アクティブトレッド」を採用しています。

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アクティブトレッド技術である「水スイッチ」「温度スイッチ」で、路面の状況に応じて最適なゴム質に変化する(小林岳夫撮影)

この効果により、ドライ路面ではハンドリングやブレーキングに最適な剛性感を確保しながら、水に触れると「水スイッチ」がオンになり、ゴムが柔らかくなることで路面に密着するように変化します。低温になると今度は「温度スイッチ」がオンとなり、ゴムの柔らかさを維持する(一般的にゴムは冷えると固くなる)ことで、氷に密着しグリップ力を発揮するという仕組みです。

ダンロップ「シンクロウェザー」詳しくはこちらをチェック!

待望の軽自動車用14インチサイズが追加!

そして2025年12月、シンクロウェザーに、かねて要望が多かったという軽自動車向け14インチサイズ(155/65R14)が追加されました。

軽自動車は通勤・通学、家族の送迎、普段の買い物といった日常の足だけでなく、最近はファーストカーとして長距離移動までこなすユーザーも増えていますが、今回は軽スーパーハイトワゴンの代表格であるホンダ「N-BOX」とダイハツ「タントファンクロス」の2台で、東京を出発し、長野へ向かいます。

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発売当初から要望の多かったという155/65R14サイズのシンクロウェザーを、今回は人気のホンダ「N-BOX」とダイハツ「タントファンクロス」の2台に装着してテストを実施(小林岳夫撮影)

どちらも2WDのFF(前輪駆動)車。市街地から高速道路、ワインディング、さらには雪上、凍結路面まで、リアルワールドで徹底的にその実力をチェックしていきます。

走り始めてまず感じたのは、乗り心地の良さです。路面からの衝撃が優しくマイルドで、玉川通り(国道246号)の傷んだアスファルトを軽やかにいなしていきます。

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終日、交通量の多い玉川通り(国道246号)。レーンによってはわだちも見られる(大藤碩哉撮影)

車高の高い軽スーパーハイトワゴンは車重が重く、安定性を確保するため足回りが固められていることもあり、クルマによってはピョコピョコとした動きになってしまいがちです。それがシンクロウェザーに履き替えた途端に改善するのは、うれしい発見でした。

そして、交差点での右左折時のハンドルの切り始めなど、クルマの動きがとてもスムーズで挙動が安定しています。おそらくこれは、サイプの配置を最適化し剛性を確保したショルダー部のおかげでしょう。首都高速の大橋JCT(東京都目黒区)のように、下りながらダラダラと右カーブが続くシーンでも、重心が高いN-BOXやタントファンクロスの足元をしっかりと支えてくれ、「グニャグニャ」「フワフワ」といった不安定な挙動は一切ありませんでした。

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しなやかな乗り心地でありながら、しっかりとした操舵(そうだ)感を味わえるシンクロウェザー。タイヤのサイプ配置を最適化し、ショルダーの剛性を確保しているおかげで、155幅という細いサイズでありながらしっかりと安定した走りを体感できた(小林岳夫撮影)

首都高速から関越道へ、高速道路での印象は?

交通量の多い都心部を抜け、いよいよ関越道へ。横風やレーンチェンジでふらつくこともなく、路面からの衝撃を適度にいなしながらタイヤが前へ前へと転がっていく感覚が頼もしく感じられました。

一昔前のオールシーズンタイヤはノイズが大きいと言われていましたが、シンクロウェザーは新パターンとプロファイルを最適化しノイズを低減しているのも特徴です。同行したスタッフとたわいもない会話を楽しみながら、疲れ知らずで一気に長野市内まで走破できたのは、優しい乗り心地と静粛性の高さ、フラフラしない剛性感のおかげでしょう。

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背の高い軽自動車ながら高速道路でも安定した頼もしい走りを披露する2台。V字パターンを採用するオールシーズンタイヤとは思えない優れた静粛性もシンクロウェザーの魅力ポイント(小林岳夫撮影)

雪上も凍結路面も走れるオールシーズンタイヤとはいえ、毎日使う軽自動車だからこそ、普段使いで何ら不自由しないこの日常性能の高さがうれしいポイントですね。

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関越道から上信越道へと分岐し、長野方面へ。気温もどんどん下がってきた(小林岳夫撮影)

長電「スノーモンキー」とツーショット

長野市内で一泊し、いよいよ志賀高原へ……と、山を登るその前に、スタッフの発案でふもとの上条駅と湯田中駅へと寄り道です。

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「スノーモンキー」こと長野電鉄2100系電車と。終着の湯田中駅の1つ手前、上条駅にて(小林岳夫撮影) こちらは2020年から導入された長野電鉄3000系電車。元・東京メトロ日比谷線の03系だ(小林岳夫撮影)

上条駅は長野電鉄長野線にある単式ホームの無人駅で、駅前の駐車スペースと列車との距離が非常に近いです。愛車と列車を一緒に撮れる隠れスポットとしても有名なのだとか。

湯田中駅は上条駅の隣にある終着駅です。ガラス窓が特徴の新駅舎と、国の登録有形文化財に登録され現在は休憩所になっている旧駅舎のコントラストが印象的でした。温泉好きの筆者としては、旧駅舎に隣接する日帰り入浴施設に後ろ髪をひかれましたが、今回は取材時間の都合で残念ながらパスに……。

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長野電鉄長野線の終着、湯田中駅(小林岳夫撮影) 駅周辺の道路は完全ドライ。しかしそこから眺める志賀高原方面は、標高が上がるにつれて雪が降っているようだ…(小林岳夫撮影)

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【写真】これまでとは違う!「次世代オールシーズンタイヤ」の特徴は?

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