日本一終電の早い駅、廃止へ 阪堺電車

廃止で利便性がアップする状況も

 住吉~住吉公園間の廃止後、阪堺電車ではダイヤ変更を予定しており、住吉公園停留場に現在乗り入れている電車を、我孫子道停留場方面への運行に振り替える予定です。

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住吉~住吉公園停留所付近の阪堺電車概略図(画像提供:阪堺電軌軌道)。

 天王寺駅前~我孫子道間の運行本数は現在、平日が上下各170本、土日祝日は149本です。それが住吉~住吉公園間の廃止後、住吉公園発着分の電車が我孫子道発着になり、平日が上下各175本、土日祝日は上下各153本になります。

 そのため、この一部廃止によって住吉公園停留所利用者は住吉鳥居前停留所を使うことになりますが輸送力に変化はなく、天王寺駅前~我孫子道間では電車の本数が増え、利便性が上がることになります。

 また、住吉停留所付近にある阪堺電車の阪堺線と上町線が交差する部分については、軌道の改修を実施。電車運行および道路交通の安全性向上がはかられる予定です。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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4件のコメント

  1. この記事、大事なこと全然書いていないですよね。

    ・もともと恵美須町-浜寺駅前は「阪堺線」、天王寺駅前-住吉公園は「上町線」という別々の路線
    ・もともと阪堺線と上町線は明治~大正期に別々の会社が敷設した路線で、その後数度の合併を経て南海電鉄から現在の「阪堺電気軌道」になった
    ・廃止後の代替停留場になる「住吉鳥居前」はそもそも阪堺線の停留場

    だから、住吉-住吉公園は盲腸線ではなく、もともとれっきとした本線区間の一部であり、歴史の経緯で今のようになったってことを全然書いていない。

    そういうことに触れないとなぜこの駅がここまで衰退したかが全然分からず、ただ単に不要不急の路線を今までダラダラ残していたみたいな悪意の記事にしか映らないでしょ。

    子供の頃からのマニアだっていうんだったら、もう少しそういう歴史もきちんと加味して書いてもらいたい。
    こんな記事だったら、ただのにわかファンでも十分書ける。

  2. 後藤さんが書かれたコメントを補足します。
    その天王寺駅前-住吉公園の「上町線」の電車は、以前は、直通で半分以上「住吉公園駅」に入ってきていました。
    残り電車は、住吉交差から恵美須町-浜寺駅前の「阪堺線」に入り、「あびこ道」止まりでした。
    ところが、7〜8年前だったかな? 
    阪堺電軌は、思い切った運行経路の変更を行い、「上町線」の電車を「浜寺公園駅前駅」まで直通させたのです。
    これにより、ほとんどの電車は、住吉交差から恵美須町-浜寺駅前の「阪堺線」に入るようになり、
    一気に「住吉公園駅」に入ってくる電車が減りました。
    結局はこれが原因ですね。
    後藤さんのおっしゃるように、この記事って、すごく表面的なことしか書いてない薄っぺらい記事ですね。

  3. 東京のど真ん中には、終バスが午前9時頃と言う都バスの路線があります。確か、「文京区役所ー一ッ橋」の間だったと思います。「阪堺線」もそうですが、何等かの理由と、少ないながら必要としている利用者がいると思います。

  4. 平成28(2016)年1月31日(日曜日)を持ちまして秋沢淳子さんが担当をされています阪堺(秋沢)上町(皆藤)線住吉から住吉公園間の0.2キロが廃止になります、ちなみに平成28(2016)年2月1日(月曜日)からの阪堺電気軌道は上町(皆藤)線が住吉から天王寺駅前間が阪堺(中砂)線が恵美須町から浜寺駅前間です。恵美須町と天王寺駅前からの直通運転につきましては阪堺電気軌道のホームページにてご確認下さい言うことで、