車内に液晶モニタ搭載 阪神5700系今夏登場

阪神電鉄は3月30日、普通用の新型車両を今夏に導入すると発表しました。ステンレス車両ですが阪神の普通用車両伝統のブルーを身にまとい、車内には液晶モニタや乗客がドアを操作できるボタンなどが設置されています。

普通車の優しさを表現したデザイン

 阪神電鉄は2015年3月30日(月)、普通用の新型車両5700系を今夏から導入すると発表しました。同社によると、普通用車両としては20年ぶりの新型車両導入とのことです。

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ドアの横に開閉スイッチが、上に液晶モニタが設置された阪神5700系(画像:阪神電鉄)

 新車の5700系はステンレス車体で、エクステリアデザインには阪神の普通用車両伝統のブルーを配色。外観にある円形は「各駅に停車する普通車の優しさを表現した」(阪神電鉄)といいます。

 座席やつり革など、インテリアについても青系統でまとめられています。豊かな摂津灘をイメージし、きらめく水模様を床や座席にアレンジしたそうです。

 また車内ドア上部に32インチハーフサイズの液晶モニタを搭載。イラストや大きな文字、日英中韓の4カ国語を用いて停車駅や乗り換えの案内などが行われます。

 乗客によってドアを開閉できるボタンが設置されているのもポイント。長時間停車する場合など、車内の保冷、保温に効果的です。またつり革は従来の「高」「低」とは別にさらに低いものも設置されるほか、荷棚の高さがより使いやすいよう約20mm低くされています。

 この5700系車両は、まず2015年度に4両1編成が導入される予定。その後も順次、新造していくとのことです。

【了】

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