意味があるナンバーのひらがな、4文字だけ不採用のワケ 将来は語呂合わせ加速も?

「お」「し」「へ」「ん」はなぜNG?

 自動車のナンバープレートにひらがなの記載が加えられたのは、1955(昭和30)年のことです。このとき、それぞれの文字が持つ意味も割り当てられました。そして同時に「お」「し」「へ」「ん」の4字が不採用になっています。

 その理由について国土交通省自動車局に問い合わせたところ、「当時の正確な記録は残されていない」そうですが、「視認性を重視したほか、利用者が悪いことを連想する文字を排除したのではないか」とのこと。局内では、「お」は「あ」と誤認されやすい、「し」は「死」を連想する、「へ」は「屁」を連想する、「ん」は発音しづらいためではないか、といわれているそうです。

 ちなみに、ナンバープレートのひらがなは、各地方の運輸支局または自動車検査登録事務所でナンバーが払い出される際、用途ごとにあいうえお順で自動的に割り振られています。

 1999(平成11)年から、全国でナンバープレートに「希望番号制」が導入され、その4桁の番号(一連指定番号)を選べるようになりました。同様に、ひらがなも選べるようにならないのでしょうか。

「かつて利用者のニーズから『一連指定番号』を選べるようになりましたが、同様のニーズがあれば、ひらがなも自分で選べるようになるかもしれません」(国土交通省自動車局)

 ナンバープレートでは「希望番号制」が導入されてから、しばしば「語呂合わせ」を見かけるようになりました。もし「希望ひらがな制」が実現したら、それがさらに充実することでしょう。

【了】

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コメント

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4件のコメント

  1. もうやめて!ひらがなまで希望制にしたら番号がますます枯渇しちゃう!

  2. 濁点や半濁点もありにすれば良い

    • それだともっと紛らわしくなりそう

  3. 「し」と「ひ」は、いわゆる江戸っ子が区別して発音できないからという噂を聞いたことがあります。