「日本一カオスな駅」ほぼ完全再現へ 名鉄渾身の「バーチャル名鉄名古屋ステーション」が驚きの増強でカムバック 名鉄名古屋駅であなたの駅員力を試そう!〈PR〉

名鉄名古屋駅をメタバース空間で疑似体験できる「バーチャル名鉄名古屋ステーション」が、さらにパワーアップして帰ってきます。現実と見分けがつかないほどリアルに再現された、全国有数の“カオスな駅”。その多忙な業務をゲームで体験することも可能です。

「日本一の列車密度」、それは「日本一カオスな駅」

「日本一列車の密度が高い駅」として知られる名鉄名古屋駅をメタバースで完全再現した、あの「バーチャル名鉄名古屋ステーション」が、パワーアップして帰ってきます。

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名鉄「2000系」。※現実の写真

 名古屋鉄道の名鉄名古屋駅は、1日約850本もの列車が発着する中京圏を代表するターミナル駅です。1日あたりの平均乗降客数は27万2061人(2023年度)で、列車の行き先は、名古屋本線をはじめ犬山線、常滑線、西尾線など10路線に及びます。

 最大の特徴は、行き先もさまざまな膨大な数の列車と乗降客を、地下の3面2線(線路2本と乗車用ホーム2本および降車・特別車用の島式ホーム1本)という限られた空間でさばいていることです。S字カーブを描くホームには、2両編成から8両編成までの列車が最短2分間隔で発着します。

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名鉄名古屋駅2番ホームの様子。※現実の写真

 この名鉄名古屋駅を、最新のIT技術であるメタバース(3DCGによる仮想空間)で緻密に再現したのが、「バーチャル名鉄名古屋ステーション」です。2023年夏に初めて公開され、「鉄道事業者がメタバースに本気を出した」と大きな話題になりました。その第2弾が2025年1月17日から2月7日まで、22日間にわたって公開されます。

「バーチャル名鉄名古屋ステーション」は、WindowsPCにアプリケーション(株式会社プラネタが提供するメタバースプラットフォーム「Planeta」)をインストールして参加する無料のサービスです。アカウントを登録してログインすると、3DCGでリアルに再現された名鉄名古屋駅構内を自由に散策できます。

 同時にアクセスしている参加者はアバター(メタバース内でのキャラクター)で表示され、会話などのコミュニケーションを楽しめます。PCだけでもすべてのコンテンツを楽しめますが、市販のPC対応VRゴーグルを利用すれば、自分が本当に名鉄名古屋駅にいるような、没入感のある体験が可能です。

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メタバース上に再現された名鉄名古屋駅2番ホーム。現実の写真と見比べると、その再現性の高さがわかる。

「ほぼ完全再現」した駅空間はダイヤ通りに列車が来る!?

 今回の見どころは、大幅にスケールアップしたメタバース空間です。2023年は西改札口と2〜4番ホームに限られていた空間が、今年は各改札口から1番ホームまで広がり、実際に利用客が立ち入れる場所はほぼすべて歩けるようになりました(トイレなど一部の施設を除く)。構内の施設は、各種案内表示やベンチ、床面などの質感、広告や構内テナントなどもしっかり表現されています。

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メタバース上の名鉄名古屋駅構内。実際に利用客が立ち入れる場所はほぼすべて歩けるようになった。

 駅構内だけでなく、車両も精密に再現されます。今回は、中部国際空港アクセス特急「ミュースカイ」として活躍する2000系と、1976(昭和51)年に登場し新型車両への置き換えが迫る6000系の2形式が新たに登場します。

 2000系は、実際のダイヤに合わせて4両編成と8両編成が登場し、通常の編成に加えて名古屋鉄道の創業130周年を記念した反転塗装編成、通称「ブルーミュースカイ」も再現されます。

 6000系は、前面部に懐かしい系統板を差し込めるタイプを表現し、ユーザーや協賛企業によるオリジナルデザインの系統板も数種類用意。さらに今年は窓枠のHゴムが再現され、よりリアルで締まったディテールを表現しました。

 停車中の列車は車内に入ることも可能で、運転席に立つこともできます。運転台は速度計のテクスチャーが更新されて、よりリアルになりました。

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メタバース上で再現した「2000系」。
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メタバース上で再現した「6000系」。

 駅の運用も現実に近づきました。改札階と1・4番ホームのダイヤ案内モニターは実際のダイヤ通りに列車を表示し、中ホームのモニターも、特別車が連結された列車を表示します。列車もダイヤ通りに発着し、1時間あたり最大55本が発着する名鉄名古屋駅の様子を、PC上で体感できるのです。

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メタバース上に再現したダイヤ案内モニター。
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現実のダイヤ案内モニター。

カオス駅の「お仕事体験」コンテンツ大幅強化

 無料の体験コンテンツも大幅にグレードアップを果たしました。

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「DJブース案内体験」。

 2023年に好評だったDJブースでの案内放送体験は、新たに公開された1番ホーム(下り名鉄岐阜方面)で実施されます。DJブースは、ホームの天井付近に設置された「運転室」の通称で、列車の到着案内をはじめとするさまざまな案内放送や、ホーム上の駅員からの合図を受けて閉扉を促すブザーを鳴らすといった役割を果たしています。

 そのDJブースで体験できる「DJブース案内体験」は、実際にマイクを通じて案内放送を行うゲームです。難易度は4段階あり、初級は画面に表示される文章の空欄に、行き先や種別を入れて読み上げるだけですが、上級になると停車駅やホームの乗車位置をヒントなしで、よどみなく放送しなくてはなりません。

 ゲームをスタートすると、ダイヤがゲームモードに変わります。同じインスタンス(※メタバース内の空間)にいる他の参加者に自分の案内放送が聞こえるようになっており、友だち同士で出来栄えを競うこともできます。

 そして、今年新たに実装されるのが、「運賃精算マスターになろう!(精算ゲーム)」です。改札内の精算窓口でゲームをスタートすると、NPC(ノンプレイヤーキャラクター:コンピューターが動かすキャラクター)が次々と窓口を訪れて運賃精算を求めます。プレイヤーは乗車券を見て、運賃表から正しい精算額を求め、正解の金額を選択肢から選ぶのです。

 乗車券は磁気券のこともあればIC乗車券のこともあり、残高が不足していれば不足額を収受しなくてはなりません。約2分間のゲーム時間に、どれだけ多くのお客さまを正確に案内できるかがポイントです。

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「運賃精算マスターになろう!(精算ゲーム)」。

 西改札口の駅員ブースには、「鉄旅ナビゲーター(案内ゲーム)」が実装されます。こちらは、NPCが「どこそこに行きたいのですが」と沿線施設や観光地への行き方を尋ねるので、最適なアクセス方法を選択肢から選ぶゲームです。名鉄の駅と路線だけでなく、沿線施設の知識も求められるので、総合的な「駅員力」を試されるコンテンツです。

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「鉄旅ナビゲーター(案内ゲーム)」。

 2023年、名鉄が所有する歴史的な資料や写真を展示して好評だった「名鉄ライブラリ」では、今年はユーザーから募集した2000系と6000系の写真展が開催されます。展示写真には「いいね」をできる機能が実装され、どの写真が人気かもわかります。

 さらに、駅構内のあちこちで名鉄や名駅のトリビアを知ることができる「ストーリーコレクト」は、2023年とは掲載内容を一新、設置場所も変更しており、2023年に体験した人も楽しめるようになっています。

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「名鉄ライブラリ」。
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「ストーリーコレクト」。

名鉄さん、メタバースで一体どこへ行くんですか!?

 大きく進化した「バーチャル名鉄名古屋ステーション」は、どこを目指すのでしょうか。事業を担当する相川鳳希(あいかわ はやき)さん(名古屋鉄道 事業創造部)は、「最初は、コロナ禍によって人々の移動が制限されるなか、移動を伴わないサービスを提供したいという観点から企画が始まりました」と語ります。

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事業を担当した相川鳳希さん(名古屋鉄道 事業創造部)。

「2023年に初めて期間限定で実施したところ、想定を超える反響がありました。お客さまからいただいたさまざまなご意見の中に“現実ではできない体験ができたらうれしいよね”という声がありました。そこで、今年は鉄道ファンの方に寄ったコンテンツを実装しようと、駅係員目線に近づいたコンテンツを中心に導入したのです」(相川さん)

 実写と見間違うほど進化した名鉄名古屋駅のメタバース空間ですが、進化はまだまだ始まったばかり。2023年に引き続き今年も期間限定で公開し、今後の開発の参考にしたいと考えているそうです。

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メタバース上の名鉄名古屋駅1番ホーム。AEDなどのディテールもしっかりと再現されている。

「まだまだ成長の過程にありますが、鉄道ファンの皆さんがメタバース上に集まってもらえるような場を作り、ファンコミュニティーにつなげていきたいと考えています。参加型のコンテンツも充実させて、全国の皆さんが物理的な距離を超えて好きなものに触れられる世界観を実現していきたいです。当社沿線から離れたところにいらっしゃる皆さんにも“名鉄”に親しんでいただき、コミュニティーづくりやビジネスにつなげていきたいと考えています」(相川さん)

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メタバース上の名鉄名古屋駅中央改札口。実際に体験して、そのクオリティーを確認してみては?

「バーチャル名鉄名古屋ステーション」はクオリティーを優先したため、体験にはややハイスペックなPCが必要ですが、鉄道コンテンツの新たな世界に参加できる貴重な機会です。誰でも参加できる体験イベントも企画しているそうなので、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

>>「バーチャル名鉄名古屋ステーション」特設サイトはこちら

●特設サイトURL

https://www.meitetsu.co.jp/moilab/vmns/

●公開期間

2025年1月17日(金)10:00〜2月7日(金)23:59

●入場料金

無料

●動作環境

OS: Windows10

CPU:Intel core i5 第11世代 以上

GPU: NVIDIA® GeForce® GTX 1660 Ti 以上(PCに内蔵されているGPUでも動作する場合があります。)

RAM: 16GB 以上

ストレージ:SSD 128GB以上(空き容量:30GB以上)

●推奨環境

OS: Windows10

CPU:Intel core i5 第12世代 以上

GPU: NVIDIA® GeForce® RTX2060Super 以上

RAM: 32GB 以上

ストレージ:SSD 128GB 以上(空き容量:30GB以上)

【了】

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