「セグウェイ」都内初の公道走行へ 目的は「交通マナー向上」、どうやって?
「セグウェイ」を使った都内初の公道走行ツアーが、2016年9月から東急電鉄などにより実施されます。なぜ東急がそれをするのでしょうか。またその目的は「交通マナー向上」とのこと。「セグウェイ」の何が、そこへつながるのでしょうか。
民間主体での「セグウェイ」公道走行は今回が初
東急電鉄とセグウェイジャパン、二子玉川地区交通環境浄化推進協議会が2016年8月9日(火)、二子玉川駅(東京都世田谷区)周辺の公道を「セグウェイ」で走行する「セグウェイツアーin 二子玉川」を、9月2日(金)から実施すると発表しました。
日本では、基本的に認められていない1人乗り電動2輪車「セグウェイ」での公道走行。2011年から「つくばモビリティロボット実験特区」(茨城県つくば市)で公道の走行実験が行われていますが、そうした自治体ではなく、民間が主体になっての「セグウェイ」公道走行は今回が初です。「産業競争力強化法」にもとづく「企業実証特例制度」の活用で、実現されました。
また、都内での正式な公道走行もこれが初。二子玉川では今年4月から7月までにのべ331人、約730kmの検証走行が行われ、安全性の確認を終了。9月2日(金)より、一般向けの有料プログラムとして「セグウェイツアーin二子玉川」が実施されることになりました。
東急電鉄は近年、古くから「住みたい街」として人気のあった沿線の二子玉川で再開発を実施。「働きたい街」「訪れたい街」としての魅力も高めることで、東急電鉄の沿線価値向上を図ってきました。2015年の、楽天本社も入る複合施設「二子玉川ライズ」グランドオープンで“ハード面”の開発は一段落していますが、引き続きこうしたツアーを実施するなどして“ソフト面”での魅力も高めていくことにより、同社が「選ばれる沿線」であり続ける、というねらいがあるといいます。
こうして沿線に拠点性、魅力度の高い街を開発することにより、鉄道や関連事業の利用者増加などが期待できます。特に二子玉川への鉄道アクセスは東急線のみであり、効果は直接的です。「二子玉川ライズ」がグランドオープンした2015年度、二子玉川駅の乗降人員は田園都市線が17.8%、大井町線が18.7%アップしました。
また、「セグウェイツアーin 二子玉川」そのものの目的は「交通マナーの啓蒙」です。「セグウェイ」がどう、それにつながるのでしょうか。
止まるのと発進が容易だからといって交通マナーに役立つとは到底思えん。韓国など海外の事故多発事例をみてもわかる。
今回のコロナ緊急事態宣言でも人出が減らない騒ぎでも露呈したが、結局日本ではルールをしっかり決めておかないと、人のマナーや任意に任せてるのは限界賀あるとおもう。