エアフォース・ワンが新カラーでトランプ色強いデザインに!? 実は一度破棄されたことがある? バイデン前大統領との因縁とは

アメリカ空軍は2026年2月18日、新たな大統領専用機VC-25Bのカラーイメージを公開しました。

実は前政権時代に採用しようとしたカラー

 アメリカ空軍は2026年2月18日、新たな大統領専用機VC-25Bのカラーイメージを公開しました。

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新カラーとして公開された新型エアフォース・ワンことVC-25B(画像:アメリカ空軍)

 最新のカラーリングでは、白と明るい青を基調とした従来のデザインを廃し、濃紺・赤・金・白というアメリカ国旗に採用されている色を基調とした塗装となっています。要人輸送機としてアメリカ空軍が保有するC-32Aや、カタールから寄贈され大統領専用機として改修中のボーイング747-8にも、同様のカラーが採用される見込みです。

 VC-25Bは、大統領搭乗時のコールサイン「エアフォース・ワン」として知られる機体の後継機となります。現在使用されている大統領専用機VC-25Aは、747-200Bをベースとした機体で、老朽化が進んでいます。VC-25Bはこれらを更新するため、改修中の747シリーズ最終モデルである747-8をベースとした新型機です。

 当初、VC-25Bは2024年12月頃に就役する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響による作業遅延や、開発を担当するボーイング社の人手不足などが重なり、計画は大幅に遅れています。現時点では初飛行は2026年中と見込まれており、1機目の納入は2027年頃、2機目は2028年頃になると予想されています。こうしたスケジュールの延長は、同機のカラーリングをめぐる経緯とも無関係ではありません。

 実は、この濃紺・赤・金・白のカラープランは、前回のトランプ政権時代に決定されたものです。しかし、2020年の大統領選挙でトランプ氏がバイデン氏に敗れたことで、VC-25Bの新カラーリング案はいったん白紙に戻され、バイデン政権は従来デザインをほぼ踏襲する案へと方針転換しました。

 今回公開された新カラーリングは、その際に見送られた案そのままであり、前トランプ政権時代にボーイングが公開していたカラーイメージとほぼ変わりがありません。

 2024年のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が大統領に返り咲いた場合、「現行のエアフォースワンのカラーリングを変更する可能性が高い」との報道がありましたが、その見通しが現実のものとなった形です。もしかすると、VC-25Bの開発の遅延がなければ、実現しなかった変更かもしれません。

【画像】結局どっちがいいの? これが、トランプ案とバイデン案の新エアフォース・ワンです

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