「セグウェイ」都内初の公道走行へ 目的は「交通マナー向上」、どうやって?

「セグウェイ」を使った都内初の公道走行ツアーが、2016年9月から東急電鉄などにより実施されます。なぜ東急がそれをするのでしょうか。またその目的は「交通マナー向上」とのこと。「セグウェイ」の何が、そこへつながるのでしょうか。

「セグウェイ」が交通安全につながるワケ 優れている「交通コミュニケーション」

 この「セグウェイツアーin 二子玉川」の目的は「交通マナーの啓蒙」。スマートフォンアプリ『ポケモンGO』などに代表される「歩きスマホ」や、「自転車のながら運転」が交通安全上の問題になっている昨今、「街」や「人」とコミュニケーションしながらゆっくり走れる「セグウェイ」を使うことで、“その街の一員”になった感覚を味わい、「まちづくり」や「交通安全」をよりポジティブなものに変えていく、という目的があるそうです。セグウェイジャパンの秋元 大部長によると、「セグウェイ」を本格的に「交通安全」のために使うのは今回が初とのこと。

「セグウェイ」を使った交通安全に取り組んでいる「セグウェイランチ」のメンバー、覚張和美さんは「『セグウェイ』は一時停止、再発進がかんたんで、周囲にいる人との距離が近く、コミュニケーションも容易なので、『どうぞ』と譲り合い街を走ることができます。クルマなどで街を走った場合は、そうしたものをなかなか感じにくいかもしれませんが、『セグウェイ』に乗ってそうした『思いやり』を体感することで『交通マナー』に対する意識を高めてもらえれば」と話します。

 また、このツアーでの交通マナー向上効果を科学的に検証する取り組みも行われる予定で、それに携わる日本大学理工学部、交通システム工学科の稲垣具志助教は「いま交通工学の学術分野で、人の心に働きかけて考え方、行動を変えてもらうことにより課題を解決しようという『交通コミュニケーション』が注目されるようになってきました」と、そして「不思議なことに『セグウェイ』に乗っていると声を掛けることが自然な状況になるのです。交通コミュニケーションが活性化されると、同じ空間を動く他者に対する関心やいたわりの心が生まれてくることが期待できます」といいます。

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「搭載型移動支援ロボット実証実験区間」の立て札がある二子玉川駅周辺(2016年8月9日、恵 知仁撮影)。

 日本では、公道でその姿を見かけることが大変少ない「セグウェイ」。その出現がコミュニケーションのきっかけになることは、想像に難くないでしょう。8月9日(火)に行われたモニターツアーでも、周囲の子どもたちから「なにあれ?」といった声が聞かれました。

「セグウェイツアーin 二子玉川」は9月2日(金)から週2回、1日2回程度の実施で、料金は1人6000円(税込)。1時間程度の講習ののち、二子玉川駅周辺の公道や区立二子玉川公園、多摩川河川敷などを1時間ほど巡ります。申込みは専用サイトから、8月9日(火)17時の開始です。

・「セグウェイツアーin 二子玉川」専用サイト

http://www.tamagawa-segway.info/

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 止まるのと発進が容易だからといって交通マナーに役立つとは到底思えん。韓国など海外の事故多発事例をみてもわかる。

    今回のコロナ緊急事態宣言でも人出が減らない騒ぎでも露呈したが、結局日本ではルールをしっかり決めておかないと、人のマナーや任意に任せてるのは限界賀あるとおもう。

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