本家セグウェイを買収した中国の類似品製造企業 その実力は?

立ち乗り型ロボットで知られるアメリカのセグウェイ社が、類似品を造っていた中国企業に買収されました。日本でも普及が始まろうとしている「セグウェイ」、今後どうなってしまうのでしょうか。その中国企業が製造した類似品に北京で試乗しました。

日本でも広がりつつある「セグウェイ」

 最近、セレブのあいだで盛り上がっている話題があります。それは「ニコタマの周りで、セグウェイに乗れる!」ことです。

 東急田園都市線の二子玉川駅周辺ではこれまでも、商業施設「ライズ」などの一部を使って立ち乗り型ロボット「セグウェイ」の試乗体験会が行なわれてきました。そうした活動の延長線上として、同駅近くにある多摩川周辺の一般道路も使った、本格的なシティツアーが実施されるのです。主催するのは東急電鉄で、同社によるとそのツアーは「2015年上期中に開始する」とのこと。つまり6月中です。

 今回、その公道走行が可能となった背景には、国が進める「産業競争力強化法」に基づく「企業実証特例制度」の存在があります。東急電鉄は2012年から二子玉川周辺を「日本一住みたいIT産業の街」にすることを目指し、産学官が連携する「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」を設立。「ライズ」の二期工事が2015年6月に完了し、新設の大型オフィスビルには、楽天の本社が品川地域から二子玉川に引っ越してきます。こうした「新しい街」のイメージリーダーとして、近未来的な乗り物である「セグウェイ」はベストマッチするのです。

 セグウェイ社は2001年にアメリカの東海岸、ニューハンプシャー州で誕生したベンチャー企業です。その立ち乗り型ロボット「セグウェイ」は、世界各国でこれまで10万台以上が販売されてきました。海外に旅行や仕事で行ったことのある人は、空港での警備や、観光地のガイドツアーなどで目にしたことがあるかもしれません。日本では2000台以上が販売されていますが、使用先は公園やゴルフ場などの私有地のみ。なぜなら日本の法規上「セグウェイ」は“クルマと歩行者の中間”という特殊な存在なので、基本的に公道を走行できないからです。

 そうしたなか、特例としてJAXAなどの政府系研究所が数多く設置されている茨城県つくば市で、公道での実証試験が行われてきました。これは国が定める「ロボット特区」の認定を受けたもの。「セグウェイ」を道路交通法・道路運送車両上の特殊小型自動車として「ロボット用ナンバープレート」を発給しています。

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