案内サインに「大仏」も追加 鎌倉駅リニューアル 「武家文化」を反映

JR鎌倉駅で、駅舎の内装や駅ビルのリニューアル工事を実施。案内サインの変更や、「場所がわかりにくい」という声のあった観光案内所の移設など、「観光地の玄関口にふさわしい駅」に改良されます。

駅舎は「質実剛健・素朴」に 案内サインは観光地らしく改良

 JR東日本横浜支社は2016年9月29日(木)、横須賀線の鎌倉駅(神奈川県鎌倉市)で「美化工事」を行うと発表しました。外国人旅行者が年々増加しているなかで、案内サインの見直しや外国人向けサービスの拡充を実施するなどし、「観光地の玄関口にふさわしい駅」に改良するといいます。

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工事完成後の東口のイメージ。美化工事のデザインは、建築家で東京大学名誉教授の内藤 廣さんがアドバイスをしている(画像出典:JR東日本横浜支社)。

 駅舎は、内装と照明設備が改良されます。武家文化を歴史的背景にもつ鎌倉らしい「質実剛健・素朴さ」をコンセプトに、シンプルで落ち着いたデザインになります。2017年春の完成予定です。

 また、駅の見えやすい位置に案内サインが追加されるとともに、サインの表示内容もリニューアル。出口や乗り換えの情報だけでなく、「大仏」などの主要観光スポットや観光案内所を表すピクトサインが追加され、日・英・中・韓の4か国表記で、外国人旅行者にわかりやすいものになります。

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案内サインの改良例。有名観光スポットの情報などが追加される(画像出典:JR東日本横浜支社)。

 このほか、2016年10月1日(土)には、場所がわかりにくいという意見の多かった観光案内所が、東口にある「みどりの窓口」のとなりに移転。同日には、東口のみずほ銀行ATMコーナー内に、外貨両替機と海外カード専用ATMも新設されました。また、駅ビル「エキスト鎌倉」は改装のため、2017年春まで全面休業となります。

【了】

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