なぜ首都高は「予防的通行止め」を行うのか? 雪など自然災害との闘いを補修基地で聞いた! 100万台の命を守るインフラの舞台裏とは〈PR〉
「なぜ雪で通行止めになる?」「もし大地震が起きたら?」――首都高に関する疑問を、YouTuberがみ氏が防災対策課長にぶつけました。横浜市にある「首都高生麦補修基地」で見えた、1日約100万台を支えるプロの使命と最新技術、そして災害時の「命の道」確保の全貌をお伝えします。
首都高では 「高齢化」や「災害」と闘う日々
私たちが普段使っている首都高速道路(以下、首都高)は、1日100万台超、年間では約4億台のクルマが通行し、路線網のある一都三県だけでなく、他の高速道路とも連携した広域道路ネットワークの中枢として機能しています。
首都高を管理運営する首都高速道路株式会社では、首都高を暮らしや社会活動を支える重要なインフラと位置付け、「首都圏のひと・まち・くらしを安全・円滑な首都高速道路ネットワークで結び、豊かで快適な社会の創造に貢献すること」を使命と考えています。
|
|
|---|---|
| 橋桁同士の継ぎ目である「伸縮継手」の補修を行っている様子。ここはクルマの重みが直接かかるため、橋の中でも特に傷みやすい箇所のひとつ(画像:首都高速道路) | 高速道路の裏側、コンクリート床版に亀甲状のひび割れが発生している様子。床版は常に大型車の重みで「しなり」を繰り返している(画像:首都高速道路) |
このような役割を持つ首都高は、首都圏の物流になくてはならない存在であり、また大規模災害などが発生した場合は、救援を担うクルマが通行する緊急交通路として働くことになります。
しかしその一方で、大型車の通行が多いことによる道路設備へのダメージ、全区間の約5割が開通から40年以上経過していることによる“高齢化”、そして近年の気候変動による水害や雪害などにさらされ、日常の点検および補修、定期的な設備の更新、災害への備えは欠かせません。
今回、その最前線を取材したのは、交通系YouTuberのがみ氏。横浜市鶴見区にある「首都高生麦補修基地」を訪れ、首都高の安全を支える現場をリポートしました。
現場を支える特殊車両と「24時間365日」の監視体制
生麦補修基地に足を踏み入れたがみ氏がまず目を輝かせたのは、ずらりと並んだ特殊車両の数々です。
「パトロールカーをこんなに間近で見るのは初めてです! 他にも高所作業車や、見たことのない大きな車両も……。これらが私たちの安全を守ってくれているんですね」(がみ氏)
基地には、24時間365日の体制で巡回監視を行うパトロールカーのほか、路面の凍結を防ぐ塩水散布車などが配備されています。
このほか、首都高ではさまざまな特殊車両を活用して年間約3.4万件もの損傷を補修しています。
驚くべきは、そのスピード感です。23区内の一般道に比べても非常に高い交通密度を誇るため、わずかな異常も放置できません。
そのため首都高では、維持管理を効率化するため、GIS(地理情報システム)を用いた独自のシステム「i-DREAMs®」を開発・運用し、点検から補修までのサイクルを高度に管理しているのです。
また、工事の多くを昼間に比べて交通量の少ない夜間に作業することで、渋滞による交通への影響を最小限に抑えているそうです。
さらに、作業や点検のためのスペースが十分に取りづらい都市部での作業効率を上げるため、近接区間の工事を集約したり、ドローンや点検ロボット、AIなどの新技術を導入したりしています。
こうした姿勢からは「いかに渋滞を抑えつつ、安全な道路を維持するか」に心血を注いでいる様子がうかがえます。







