700mの「地下鉄」設置 東京メトロ、実践的新研修施設

東京メトロが、新たに開所する研修施設を公開。長さ700mの“地下鉄路線”など、本番さながらの環境で実践的に学べる設備が集約されています。

本物の電車が走行

 東京メトロは2016年3月24日(木)、新木場(東京都江東区)に完成した「総合研修訓練センター」について、4月1日(金)の開所を前に報道陣に公開しました。

 この施設は中野富士見町など各所に点在していた各部門の研修施設を統合、拡充したもので、時間や空間の制約を受けず複合的、また総合的に知識や技能を習得できるといいます。

 施設は、「訓練線」と「研修棟」のふたつに大きく分けられます。「訓練線」は駅や線路、トンネル、橋、信号機など、地下鉄を構成する設備や環境を再現した長さ700mの模擬路線。東京メトロの改札やホーム、線路などがそのまま造られており、実物の電車を走らせることが可能です。

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本物さながらの駅を再現した「訓練線」。「センター西駅行き」電車が停車中(2016年3月、太田幸宏撮影)。

「メトロで起きうる全てのことはここで起こせる」をテーマに造ったというこの「訓練線」では、レールの検査や交換、線路の上に張られている電線の張り替え、コンクリートの打音検査といった訓練を、時間的な制約を受けず、本番さながらに行うことができます。

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