700mの「地下鉄」設置 東京メトロ、実践的新研修施設

日比谷線の事故を伝える「安全繋想館」

「研修棟」には、事故の教訓を伝える「安全繋想(けいそう)館」を併設。2000(平成12)年3月に発生した日比谷線中目黒駅構内の脱線衝突事故については、当時の新聞や現場のジオラマ、車輪で傷付いたコンクリートの枕木などを展示し、壁一面の写真とともに、そのときの状況がわかるよう構成されています。

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日比谷線脱線衝突事故など、事故の教訓を伝える「安全繋想館」(2016年3月、太田幸宏撮影)。

 同社は、日比谷線の事故後に入社した社員が56%にのぼることから、事故を風化させることなく教訓を伝えていくことを課題と認識。「『安全確保』への強い想いを未来に繋ぐことで、更なる安全意識の高い企業風土を築き上げていくこと」を目的に、「安全繋想館」を開設したといいます。

【了】

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