700mの「地下鉄」設置 東京メトロ、実践的新研修施設

トイレ丸見え、スケルトンの部屋

「研修棟」は、教習室や講堂などが配置されています。

「シミュレータ・車両教材室」には、運転や車掌業務をシミュレーションする設備があります。CG画面には駅のホーム、また運転席からの景色が映し出され、電車の運転や、車掌が駅で行うドアの開け閉め、発車合図などの業務を訓練することが可能です。

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建物の構造を観察できる「スケルトン教習室」(2016年3月、太田幸宏撮影)。

「スケルトン教習室」は壁や床、天井などの中身をあえて見えるように造った施設。トイレも給水管や排水管が見えるよう造られており、水の流れや配管を観察することができます。なお、観察・展示用のため、実際にトイレとして使うことはできません。

 また、地下鉄の振動や走行音の拡散を抑える防音・防振対策が施された床や壁、天井の構造も直接見られます。建物の構造を学び、駅施設のメンテナンスに役立てるのが目的です。

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