新幹線方式になるインド高速鉄道 日印間の覚書を公表 国交省
日本の新幹線システムで整備される見通しのインド高速鉄道。国土交通省が日本とインドが交わした鉄道協力に関する覚書を公表しました。
インド初の高速鉄道は「新幹線システム」で整備
国土交通省は2015年12月15日(火)、12日(土)の日印首脳会談で署名・交換された日印間の鉄道協力に関する覚書について、その内容を明らかにしました。
覚書は2つ。まず、ムンバイ~アーメダバード間でインド初の高速鉄道路線として計画されている「MAHSR」に関する覚書では、それが日本の新幹線システムで整備され、日本から資金・技術援助が提供されることなどを確認しています。
なお日本からの援助には、MAHSRの運用・保守に関わる人材育成、システム建設や車両製造に関する技術移転なども含まれます。また同覚書では、日印両国が2016年にMAHSR計画の実施詳細について結論を出すとしています。
もうひとつの覚書では、日本がインドの鉄道近代化・高度化に協力することを確認。鉄道安全・車両・駅開発など鉄道関連のほぼすべてといえる分野について、情報共有やシンポジウム開催などによる相互交流、共同の調査・研究などを通じて協力が行われるものとしています。
【了】
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