新型軽が「キューブっぽすぎる!」と話題!? そのキューブ「変わり種モデルだらけ」だったのをご存知か? 復活望む声も
個性的なデザインと広い室内空間で、かつて人気を博したコンパクトカーの日産「キューブ」。実はこのクルマには、“変わり種”といえるユニークな特別モデルが多数存在しました。
オシャレなだけじゃない! “個性派モデル”もたくさんあった「キューブ」
個性的なデザインと広い室内空間で、かつて人気を博したコンパクトカーの日産「キューブ」。特に2002年に登場した2代目以降の人気は絶大で、2020年に3代目モデルが絶版になってからも、多くのファンから支持されています。

ところで、歴代のキューブには“変わり種”ともいえる、きわめてユニークな特別仕様車が数多く存在しました。今回は、そのなかでも強い個性を放っていたモデルを紹介します。
実は一番「突き抜けた」モデルが多かった初代
初代キューブは「アソブ、ハコブ、キューブ。」のキャッチコピーをひっさげ、1998年に発売。ベースとなったのは2代目「マーチ(K11型)」で、「コンパクトでハイトなワゴン」をうたったモデルでした。
以降の世代と比べると、初代キューブの外観デザインはシンプルで、一見すると地味な印象も受けます。しかし意外なことに、初代は歴代で最も“個性派ぞろい”な世代でもあります。
なかでも有名なのが、発売年の末に設定された期間限定特別仕様車の「イエローバージョン」です。このモデルは、日産の関連会社だったオーテックジャパン(現・日産モータースポーツ&カスタマイズ)が手掛けた1台で、鮮やかなイエローのボディカラーが特徴でした。
しかし、このイエローバージョンで最も個性的だったのは専用のオーディオです。なんと、ヘッドユニットは黄色のスケルトンタイプとされていました。これは当時加熱していた“スケルトン・ブーム”に反応した企画でしたが、黒基調のオーソドックスなインテリアに組み込まれた、イエロースケルトンのオーディオは独特なミスマッチ感があり、今もコアなファンの間で話題となっています。
一方、有名アウトドアブランドである「コールマン」や「サロモン」とのコラボモデルも存在しました。これらは日産の他のモデルでも展開され、キューブ独自のバリエーションではありませんでしたが、専用カラーの内装や電源コンセントなどの特別装備を採用し、レジャーを楽しむ人々のニーズに応えました。
また、モデル末期の2001年には“ハイパワーなグレード”のキューブも追加されています。それが「α(アルファ)シリーズ」というモデル。このグレードは1.3リッターの直列4気筒エンジンをチューンナップし、ノーマルの85psから101psへと大幅にパワーアップしていました。それでいて外観は通常のキューブとほぼ変わらず(エアロパーツを備えた「ライダーα」も存在)、見た目と性能のキャップが激しいモデルでした。
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