復活運転40周年最初の祭「SLフェスタ」開催 大井川鐵道

今年で40周年を迎える大井川鐵道の蒸気機関車動態保存。その記念イヤー最初のイベントとして「SLフェスタ」が開催されます。

SLの旅客列車が定期運行を終了した翌年から

 大井川鐵道が2016年3月12日(土)と13日(日)、「SLフェスタ」を開催します。メイン会場は静岡県川根本町の大井川鐵道千頭駅で、第2会場は静岡県島田市の「プラザロコ」(新金谷駅前)。千頭駅は150円の入場料が必要です。

 3月12日(土)は「SL重連運転」や3両の蒸気機関車が並ぶ「SL大集合」など、3月13日(日)は「SL運転体験」や蒸気機関車が単独で走る「SL単機回送」、電気機関車が旧型客車をけん引する「EL牽引列車」などが行われる予定。また「車両区工場見学」と「DD20牽引井川線貨車の遊覧乗車」が両日とも実施されます。

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2両のSLが力を合わせて走る「重連運転」と、ダイヤの隙間にわずか10分間だけ実現するという「SL大集合」(写真出典:大井川鐵道)。

 日本では1975(昭和50)年12月、蒸気機関車がけん引する定期運転の旅客列車が運行を終了。大井川鐵道ではその翌年、1976(昭和51)年の7月9日から蒸気機関車の復活運行を開始し、日本における蒸気機関車動態保存の先駆けとして知られます。

 今年はその復活運転から40周年であること、そして「SLファンの皆様へのご愛顧感謝」から今回、「SLフェスタ」を実施するとのこと。また従来、大井川鐵道では3月に「大鐵まつり」、秋に「SLフェスタ」を開催していましたが、今年からは春・秋ともに名前を「SLフェスタ」へ統一。年2回の定期開催を予定しているそうです。

 大井川鐵道は、「2016年は今回の『SLフェスタ』を皮切りに、引き続きSL復活40周年記念施策を実施し、お客様感謝はもちろん、蒸気機関車動態保存文化の発信と沿線地域活性化に寄与してまいります」としています。

【了】

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