小笠原の定期船、最後の航海へ 3代目に見送られ父島出航

日本本土と小笠原諸島を結ぶ唯一の定期的な交通手段、2代目「おがさわら丸」が、3代目に見送られるなか、父島から最後の航海へ旅立ちました。

7月から3代目にバトンタッチ

 日本本土と小笠原諸島を結ぶ唯一の定期的な交通手段である貨客船「おがさわら丸」が、2016年6月26日(日)の14時ごろ、父島の二見港(東京都小笠原村)を出港。およそ1000km北にある竹芝客船ターミナル(東京都港区)へ向け、最後の航海へ旅立ちました。

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父島から最後の航海へ出発した直後の2代目「おがさわら丸」。多くの小型船が追走し、名残を惜しんでいた(2016年6月26日、恵 知仁撮影)。

 この「おがさわら丸」は、1997(平成9)年に就航した2代目の「おがさわら丸」。二見港を出航した直後、後継船の3代目「おがさわら丸」とすれ違い、その盛大な汽笛に見送られ北へ消えていきました。なお、3代目「おがさわら丸」は前日26日(土)の14時ごろに竹芝を出て、父島へ向け関係者向けの体験航海を行っていました。運航する小笠原海運によると、2代目と3代目がすれ違うのはこれが最初で最後とのこと。

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3代目「おがさわら丸」から2代目「おがさわら丸」(左奥)を見送る(2016年6月26日、恵 知仁撮影)。

 2代目「おがさわら丸」の竹芝到着は、明日6月27日(月)15時30分の予定です。また、竹芝と父島を結ぶ定期航路は、次回運航(竹芝発7月2日)から3代目が担当。所要時間が25時間30分から24時間へ短縮されるなど、高速化や省力化、個室の増加といった快適性の向上が図られています。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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  1. 相変わらず 遠い東京

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