新車から消えるCD/DVDプレーヤー もはや不要なのか? 新型「カローラ」にもなし
スマートフォンで音楽や映像を視聴する人が増え、CDやDVDの売上が減少するなか、これらのプレーヤーを廃止した新車も登場しています。CD/DVDプレーヤーはもう不要なのでしょうか。
CD/DVDレスになった「カローラ」
新車のオーディオから、CDやDVDなどのプレーヤーがなくなる日が近づいているのかもしれません。2019年9月に発表されたトヨタ新型「カローラ」「カローラツーリング」は、標準装備されるナビ・オーディオ機器「ディスプレイオーディオ」にスマートフォンとの連携機能がある一方で、CD/DVDプレーヤーはオプションとしても用意されていません。
「お客様にご負担いただくコストを抑えるため、新型『カローラ』では車載通信機(DCM)と『ディスプレイオーディオ』を全グレード標準とし、スマートフォンとの連携強化、コネクテッド(通信)サービスの充実を図りました」(トヨタ)
トヨタは2017年発表の「プリウスPHV」でも、据え付け型の大画面ナビ「T-Connect SDナビゲーションシステム」を打ち出し、すでにCD/DVDプレーヤーを廃止しています。「CDなどが聴けないのはなぜ」といった声も多いのか、ウェブサイトでは「プリウスPHV」にまつわる「よくある質問」への回答として、「今後の世の中の動向を先取りしました。スマートフォンやiPodで音楽を楽しまれているお客様が増え、今お使いいただいているものを、車に持ち込んで使えるUSB端子やAUX端子、Bluetoothなどを使ってお楽しみいただく方法としています」と記載しています。
今回の「カローラ」においてトヨタは、後付けの機器では難しいコネクテッドサービスの充実を図りつつ、CD/DVDプレーヤーの利用状況を鑑み、これを廃止することでコストを抑えたというわけです。
メーカー装備なら「走行中にテレビやDVDの画像は映らない」建前が前提だから別になくてもいいんでしょう。
ただ、ディーラーオプションナビからもDVD・CDを一掃するなら「先を見た」となるんでしょうけど、今回は単なるコストダウンですよね。
(そもそも車内でLINEとかやるのがコネクテッドカーなの?)