「2扉の通勤電車」を改造→“ゼロ扉車”も!? 一気にレベルアップした「南海のシン観光列車」全貌明らかに 乗車時間“3倍”でたっぷり!
南海電鉄が導入する新観光列車「GRAN 天空」の外観がお披露目。大手私鉄の観光列車の先駆けともいえる従来の「天空」に、いわゆる“レストラン列車”の要素も取り込んだ意欲作です。
所要時間は3倍、車両の数も2倍!
南海電鉄は2026年2月16日、高野線の新観光列車「GRAN 天空」の外観を、4月の運行開始に先立ち、大阪府河内長野市の千代田工場にて報道陣へ公開しました。
GRAN 天空は、観光列車「天空」の後継です。高野線の末端部、橋本~極楽橋間で2009年から運行している天空は、既存の2200系電車を改造し、山岳区間の車窓を楽しめる「ワンビュー座席」や、4人掛けの「コンパートメント座席」、オープンエアーの「展望デッキスペース」を備えたバラエティー豊かな設備が特徴でしたが、GRAN 天空は観光列車として大幅にバージョンアップを果たします。
まず、運行区間は難波から極楽橋までに拡大。天空の乗車時間は30分ほどでしたが、一気に3倍の約1時間30分となります。発着駅となる難波駅は1番線をGRAN 天空の専用ホームに改造するほど力を入れています。
車両は2200系4両編成を改造し、1号車はリクライニング座席の「リラックスシート」、2号車は車窓をより楽しめる「ワイドビューシート」、4号車にはソファー席の「グランシート」を配置。3号車は、軽食やお土産を購入できる「ロビーラウンジ」です。アルコールを含むドリンクも提供されます。
そして“食事”を提供する列車となるのも大きなポイントです。ソファー席の4号車では、南海沿線のレストラン「Genji」(大阪市西成区)の元川 篤シェフが監修し、沿線の食材をふんだんに使用した創作料理を3種類、モーニング・ランチ・アフタヌーンティーと時間帯に応じて提供します。
1・2号車は難波~極楽橋間を料金1700円、運賃込みで3130円と気軽な料金設定です。4号車で食事とドリンクを付けた場合は、1万3430円~となります。
南海電鉄の運輸車両部、営業担当の森 椎菜主任は、「食事を提供する列車は久々で、大きなチャレンジになった」と話します。「子育てを終えてゆとりある世代を中心に、インバウンドも含めた幅広いお客様に、大人の上質な旅を提供する」と力を込めました。




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