京阪神など15駅にホームドア整備へ 可動式と昇降式を使い分け JR西日本
JR西日本が、乗降10万人以上の14駅などに、いわゆる「ホームドア」を整備する方針であることがわかりました。駅によって「可動式ホーム柵」または「昇降式ホーム柵」が設置される計画です。また、ホームの内側を示す「内方線」が付いた点状ブロックの整備も、より推進されます。
「内方線付き点状ブロック」の整備もさらに推進
JR西日本は2016年11月16日(水)、いわゆる「ホームドア」を乗降10万人以上の14駅などに優先して設置すると発表しました。
対象は京都、高槻、新大阪、大阪、三ノ宮、神戸、明石、姫路、京橋、鶴橋、天王寺、新今宮、岡山、広島駅です。また、ホームからの転落事故や列車との接触事故が多いという西明石駅でも整備が優先して進められます。
大阪駅6番、7番のりばと京橋駅2番のりばでは、「可動式ホーム柵」の使用が2017年春から始まる予定。京都駅と三ノ宮駅は車両扉の数が不統一であることから、「昇降式ホーム柵」が導入される計画です。横向きに張られたロープが上下方向に動くこのタイプは、六甲道駅や高槻駅においてすでに実用化されています。
各駅の、「ホーム柵」が整備される時期やのりばは、決まりしだい告知されます。
このほか、ホームの内側がどちらであるかを示す「内方線」が片側に付いた点状ブロックの整備も推進。JR西日本によると全1197駅のうち、すでにおよそ4割にあたる474駅で「内方線付き点状ブロック」が整備されていますが、このうち乗降1万人以上の駅でさらに整備が進められます。対象192駅のうち、今年度末には半分の96駅で、2017年度末には対象全駅で整備が完了する計画です。
【了】
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