戦闘機と偵察機を開放 引き続き女性制限のある部隊は 防衛省

防衛省が、戦闘機と偵察機への女性配置制限を解除しました。女性の配置制限はどのような部隊で行われているのでしょうか。

近接戦闘の可能性やプライバシーなどを考慮

 2015年11月13日(金)、防衛省は女性自衛官の配置制限について見直したことを発表しました。今後、戦闘機と偵察機への配置制限が解除されます。また、今後も女性自衛官を制限する配置は以下の通りです。

・陸上自衛隊
普通科中隊、戦車中隊、偵察隊、施設中隊、対戦車ヘリコプター飛行班、化学防護(小)隊、坑道中隊など

・海上自衛隊
潜水艦、ミサイル艇、掃海艦(艇)、特別警備隊

 防衛省によるとこうした制限は「母性の保護」「近接戦闘の可能性」「男女間のプライバシー確保」「経済的効率性」を総合的に勘案し、決めているとのこと。

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女性自衛官の戦闘機と偵察機への配置制限が解除される(2007年9月、恵 知仁撮影)。

 今回、防衛省男女共同参画推進本部(本部長:防衛副大臣)および防衛省女性職員活躍・ワークライフバランス推進本部(本部長:防衛副大臣)において、戦闘機と偵察機に関する配置制限の解除が決定されました。

【了】

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