JR貨物が列車増発 順調な北海道の農産品生育、ドライバー不足受け

JR貨物が年末にかけて貨物列車を増発。繁忙期のドライバー不足で鉄道貨物に利用が集まると予想されています。

高まっている鉄道貨物の需要

 JR貨物が2015年10月から12月にかけて、臨時の貨物列車を大幅に増やします。

 同社によると、鉄道貨物への輸送需要が年々高まっているそうで、今年は台風や大雨で輸送障害がありましたが、上半期は前年を上回る輸送実績があったといいます。

 それに加えて、今年の秋冬は「北海道の農産品が順調に生育しており季節物資の輸送需要も高まっています」(JR貨物)とのこと。また年末に深刻なトラックドライバー不足の懸念があり、鉄道貨物に利用が集まると予想されることから、同社では貨物列車の増発を決定したとしています。

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青函トンネルを経由で、本州~北海道間には多くの貨物列車が走っている(2013年10月、恵 知仁撮影)。

 JR貨物は、のべ508本の臨時列車を運転し、12フィートコンテナ換算で4万3635個の輸送力を増強するとしています。列車の設定は、輸送需要が旺盛な関東~北海道間、関西~九州間の輸送が中心です。

【了】

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