低調予想の国内貨物 そこでJR貨物が伸びる理由

日通総研が2014年度と2015年度の経済と貨物輸送について、その見通しを発表しました。それによると国内貨物輸送は全体では低調傾向であるものの、JR貨物は増加が見込まれるとしています。どのような理由からでしょうか。

消費増税とその反動などから低調な国内貨物輸送

 日通総研が2014年12月末、「2014・2015年度の経済と貨物輸送の見通し」を公表しました。

 国内の貨物輸送は2014年度の上期、消費増税に伴う個人消費の減衰や、それに関係し2013年度に発生した駆け込み需要の反動などにより、輸送量が下がっています。

 2014年度下期についてもこの傾向に歯止めがかかっていないこと、公共投資や鉱工業生産なども前年度水準を下回るとみられることなどから、日通総研は2014年度の国内貨物総輸送量について2.8%減になるという見通しを示しました。

 これに対し2015年度は個人消費がいくらか持ち直すこと、2014年度における大幅減の反動などから、消費関連貨物は1%台半ばの増加。生産関連貨物は自動車や石油製品にマイナスが予測されるものの、全体では2%弱の増加が見通されています。

 しかし建設関連貨物については、オフィスなど非住宅部門における建設需要の落ち込みなどから3%台半ばのマイナスが想定されており、全体の国内貨物輸送量は0.5%減。2014年度に続いてマイナスになるというのが、日通総研の発表した展望です。

 このように、2015年度も全体では引き続き低調であろうことが想定されている国内貨物輸送ですが、輸送機関別に見ると、日通総研が増加を見込んでいるものもあります。JR貨物と営業用自動車、国内航空です。

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